お金を稼いで、夫と出会って、断捨離できるようになった
世間から何周も遅れて流行に乗る、ということがままあるのだが、
今「断捨離」をしている。
わかる、周回遅れにもほどがある。
実はブーム真っ盛りの時も、
それ以降も
度々その波に乗ろうと思ったんだけど、のれなかった。特にわたしはメイクと鞄や洋服類が多かったけど、捨てられなかった。
捨てたらすっきりするってのはわかるんだけど、
どれも捨てたくない、という思いが残り、なかなか進まなかった。
でも、結婚して徐々にいわゆる「お金の価値観」というのが変化した。
変化したとたん、不思議なもんで断捨離が順調に進んでいるのである。
夫のお金に対する価値観が徐々にわたしに影響していったんだが、
そういう意味でも「誰と共に生きていくか」というのはつくづく大事だなと思う。知らず知らずにすり込まれているんだもん。
今日は、自分を縛ってきたこれまでのわたしと、結婚して変化した今のわたしのお金の価値観について書こうと思う。
わたしの実家は、父が小さな自営業をしていた。母は結婚して仕事を辞め、父の事業を手伝っていた。
両親は姉と私を学校に通わせてくれ、奨学金なしで私立大学にも行かせてくれた。
受験前には塾にも行かせてもらったし、ピアノなど、その時々でわりと習いごとさせてもらったと思う。感謝している。
一方で、小さいながらも自営業ということから、当然事業が順調な時と、苦しい時があった。
わたしの両親はよく言えば、なんでも家の中の会話に持ち込む親だったので、
お金が厳しくなってきたときは「お金が厳しい」というのを普通に夜ご飯の時にしていた。
お金が少なくなると、夫婦げんかが増えたし、さらに両親の労働量も増えたので幼いながらに心配になった。
わたしがもし子供を授かることができたとき、
確実に子供の前で家計の話はしないと思う。
ちなみに、家計の話とお金の話、は別である。(金融教育は必要だと思う)
お金が全てを解決することは決してないけど、
人に余裕を与え、選択肢を増やすのだということを小さいころからまざまざと親の表情や言葉で学んだのだと思う。
それは、少なくとも私にとっては、一種の呪いのようになってしまったんですな。
多分自分では気付いていなかったんだけど、
「なくなってしまう」というのを心の奥底で恐れてしまっていた。
いや、もう社会人何年も重ねてきているから、「働けば手に入る」ってことはわかってるんだけど、
お金が少なくなった時に人は余裕がなくなる=そんなふうになるのは嫌だ
になって、
物を捨てるともったいない=(遠回しに)お金が減ってしまう
になっていた。
でも大丈夫。
わたしはもうちゃんと働けるよ、という思いと、なによりパートナーといることでの諸々の安心感ができて徐々に変化したのだった。
万一、一時的に働けなくなったとき、サポートしてもらえる人がいる。もし彼がそうなったときはわたしがサポートしてあげる責任感も背負うことになるけど。
本当に必要になったら、また買えばいいか、とも思えるようになった。
だいたい、また必要になることはないような物に囲まれてたりするんですけどね。
おかげで今は本当に物がすっきりされて、より生きやすくなりました。
何より掃除がしやすいし。いいことばかり。
あとは、家電とか、長く使うものだったり、毎日使うものは投資を惜しまないようになった。
これも、一人でいたときは微妙にけちって中途半端なものを買ったりしてたけど、
ロボット掃除機も、洗浄機も、乾燥機付き洗濯機も、ちょっと頑張ってスペックの良いものを買っています。そうなると結果的に時間も短縮できて、仕上がりも満足なことが多かった。そしてまた頑張って働く笑
そんな感じで、お金の使い方が30歳になってがらりとかわったなと思う、今日このごろです。