サイの角のように歩め ー あなたにとって本当に大切なものは何ですか?
仲間が少ないことを憂える必要なんてない。正しい道を歩めばそれでいい。
ともだちは、多ければいい? でも、本当のことを話せる人って、そう多くはない。「スキ」は多ければ多いほどいい。フォロワーは多ければ多いほどいい。本当にそうだろうか。僕たちは、「もっとたくさん症候群」みたいなことになっていないだろうか。
企業にだってニッチ戦略というものがある。誰もやっていないような研究の方が、輝いて見えることもある。僕は寝技柔道をこよなく愛している。まだ社外で同じことをやっている人に出会ったことがない。まだ仲間がいないのだけれど、自分のやっている柔道のことを、本当に愛している。
この世の中に、理解者はたった一人で十分だと、僕は思う。弘法大師も、同行二人って言ったじゃないか。衛門三郎は、ひたすらお大師さんに会うために、四国を歩き続けて、あの杖杉庵で、ついにその悲願を成し遂げた。
ひとりぼっちになっているような、そんな寂しい気持ちになりかけたとき、僕はいつも正法眼蔵随聞記のこの言葉を思い出す。もっと自分に素直になろう。本当に大切なことは何か。眼を閉じて、それを思い出そう。大事なことは、自分が正しい道を歩んでいるかどうかだ。
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