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何かを捨てると新しい世界が見えてくる。だからやめる勇気を持とう

息を吐けば自然と吸えるように、何かを捨てる勇気を持てば、そこには、あたらしい世界が自然と広がってくる。


捨てることの難しさ

長年続けてきたことをやめたり、長年持っていたものを捨てることは、何よりむずかしい。何かをはじめたり、買うことのほうが、はるかに簡単だろう。

会社でも、今までの苦労が水の泡になるような気がして、シーラカンスのような古い事業をずるずると続けてしまったりする。そのうち、会社全体にそうした「ゴミ」事業がたまっていって、利益が減り、ついには会社全体が立ち行かなくなる。

寝技柔道から学んだこと

僕が社員と柔道をはじめたころは、まだ立ち技にこだわっていた。最初は受け身ばかりの稽古になり、20人いた仲間が、10人になり、5人になり、そして最後は、2人だけになってしまったこともあった。

僕は過去を捨てることにした。今まで習ってきた立ち技中心の柔道から、初心者でも楽しめる寝技だけの柔道を、ゼロからはじめることにした。

そして、はじめてみて、気がついた。寝技だけの柔道には、受け身はいらない。絞技や関節技もやらない。なのに、乱取りをしてみると、こんなに楽しくて、体がほぐれるスポーツはなかった。その楽しさは、とても言葉では、伝えられるものではない。

稽古が終われば、みんなと古典を素読する。一日中の終わりが、こうして職場の仲間と汗を流して終わることができるというのは、はじめた頃から思えば、夢のようだ。

捨てる勇気

やめてみるまでは、とても不安だけど、やめてみてから気がつくことがある。その時には、もっと早く決断すればよかったと思う。

人間には、やめる勇気が必要だ。いっぱいになった入れ物には、何も入らない。息を吐けば自然と吸えるように、何かを捨てる勇気を持てば、そこには、あたらしい世界が自然と広がってくる。

目の前のものにこだわらないで、もっと未来を見よう。

2024年9月25日(水) 稽古135回目

商談があって、今日は早朝から大阪へ出張でした。

稽古内容は、バードドック30秒x左右x2セット、肩ブリッジ10回、腰切り10回、擦り上げ10回、背中歩き、腹這い歩き、エビ、逆エビ、寝技打込30秒上下交代x6セット、乱取り20秒上下交代x6セットでした。

寝技は、手を使わない横四方固めです。今日は受けがエビをして足を絡めにいくことに集中してみました。何人かが上手に防衛ができていたように思います。次回は、手を抜かれたり、複数の自体に対応できるようにしてみたいと思います。

手を使わない横四方固め。この状態からスタート。
相手は手を抜いてうつ伏せになるか、エビをして足をかけるかのどちらかで逃げる。
エビをして下の膝を入れると、足を絡めることができる。
相手も膝を入れられまいと防衛してくるので、しっかり体を丸くしてエビをする。

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松坂 晃太郎  / ヒロボー 代表取締役
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