究極のミニマリスト。禅寺で「起きて半畳、寝て一畳」の生活をしてみた
自分の空間を持てるというのは、豊かになったように思えて、実は、これほど孤独なことはないのかも知れない。
僕が禅寺の生活で感じたこと
「起きて半畳、寝て一畳。天下とっても二合半」ということばを身をもって実感したのは、ある禅寺の僧堂へ見習い僧として入らせてもらったときだった。
自分の持ち物は、「単」と呼ばれる自分の畳(といっても仕切りもない)に備えつけの小さなタンスのようなものがあって、その中に入るだけのものしかなかった。
枕はない。布団は一枚で、寝るときには柏餅のように二つに折った間に挟まって寝る。経本が二冊、それに下着の替えと手帳以外に持っていたのは、英語の辞書くらい。これは、同僚の中国人とドイツ人との会話に必要だった。
月給も数千円だったように思う。それで、歯ブラシや、剃髪をするための道具を買うだけの質素な生活だった。
何もないからできたコミュニーケーション
山奥の寺で、僕はこうした生活を半年ほどさせてもらった。座禅のほかは、境内の掃除に草ひき、食事の支度、そして、朝に夕に、お経をあげながら、鐘をついた。
ときには一緒に修行していた人と、それぞれの母国語を教えあったり、歌を歌ったりもした。他の二人とは、考え方や習慣も大きく違っていて、必ずしも仲が良かったわけではないけれど、何もない場所だったからこそできたコミュニケーションがあったように思う。
自分の部屋というものもなく、プライバシーがない生活が、こんなにも心を豊かにするとは、想像もしていなかった。自分の空間を持てるというのは、豊かになったように思えて、実は、これほど孤独なことはないのかも知れない。
10月1日(火) ー 柔道稽古 2024年138回目
内容は、足けり、足回し、逆回し、足振り、背中歩き、お尻歩き、エビ、逆エビ、寝技打込30秒上下交代x6セット、寝技乱取り20秒x上下交代x3セット。
横四方固の腰切り打込、条件寝技乱取り。条件乱取りは横四方固めで抑えられた状態から始めました。後ろ袈裟固から足を絡められると、縦四方固めのようになるので、相手の肩を強力にストレッチして、相手をブリッジさせるようにして、足を抜く方法を、今度試してみたいです。