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ビジネスの成長曲線を考える-低単価から高単価への移行戦略

こんにちは、マツモトです。

「低単価商品から高単価商品は、どのタイミングで移行すべきか」という質問をよく受けます。

実は僕も最初は低単価商品しか売れませんでした。

今では数万、数十万、数百万円の商品も販売できていますが、ここまでの道のりには明確な戦略がありました。

今回は、僕の経験をもとに、ビジネスの成長曲線に合わせた商品設計と、低単価から高単価への具体的な移行戦略についてお話しします。

なぜ最初から高単価商品を売ってはいけないのか

「高単価商品を売れば一発で稼げる!」

そう考える人は少なくありません。でも、それは大きな間違いです。

僕も最初は「影響力も実績もない自分には高単価商品は無理だ」と思い込んでいました。実はそれは正解だったんです。

なぜなら、高単価商品を売るためには以下のスキルが必須だからです。

  • 市場リサーチ力

  • 商品開発力

  • ライティング力

  • マーケティング知識

  • 心理学の理解

  • ブランディング力

これらは一朝一夕には身につきません。最初から高単価を狙うと、大きな失敗のリスクを背負うことになります。

低単価商品で市場を理解する

僕が最初に取り組んだのは、1,000円~3,000円程度の低単価商品でした。

なぜでしょうか?

それは低単価商品には、以下のようなメリットがあるからです。

  • 失敗のリスクが低い

  • 素早くフィードバックが得られる

  • 顧客の生の声が集められる

  • 商品開発の経験を積める

  • 基本的なビジネススキルが身につく

例えば、僕は最初の商品で「これは売れる!」と思って販売したのですが、まったく売れませんでした。

でも、低単価だったおかげで大きな損失を出すことなく、次の商品開発に活かせる学びを得ることができたわけです。

高単価商品への移行タイミング

ではいつ高単価商品に移行すべきなのか。

僕の場合、以下の3つの条件が揃ったときでした。

  1. 低単価商品で累計100件以上の販売実績

  2. リピーターが20%以上ついた

  3. 顧客からの「もっと深い内容が知りたい」というリクエスト

特に3つ目が重要です。

顧客からの要望があるということは、市場にニーズがあるということ。これは高単価商品を展開する上で、最高の追い風となります。

高単価商品の設計と展開方法

高単価商品を展開する際、僕が最も重視したのは「ストーリー」です。

なぜなら、高単価商品は単なる情報や機能では売れないからです。求められるのは「変化」や「成長」のストーリー。

具体的には、

  • 過去の自分の失敗体験

  • それを乗り越えた方法

  • 得られた具体的な成果

  • 再現性の高い方法論

これらを丁寧に説明することで、顧客は「自分もできそうだ」という期待を持ってくれるようになります。

両方を組み合わせた最強の商品設計

現在の僕のビジネスモデルは、低単価と高単価を組み合わせた「段階的な価値提供」です。

  • 低単価商品:入口としての価値提供

  • 中価格帯:具体的な方法論の提供

  • 高単価商品:完全サポートと結果保証

この段階的な設計により、

  • 顧客の成長に合わせた価値提供が可能に

  • 安定した収益基盤の確保

  • 競合との差別化

  • ブランド価値の向上

が実現できています。

まとめ:重要なのは「育てる」という意識

ビジネスは生き物のようなものです。

急激な成長を求めすぎると、かえって失敗のリスクが高まります。大切なのは「育てる」という意識。

低単価商品で基礎を固め、顧客の声を聞きながら少しずつ高単価商品へと移行していく。

この自然な成長曲線こそが、持続可能なビジネスを作る最短ルートになります。

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