そんなに眠くない時に寝るのがちょうどよい
2023年3月14日(火)🌗21.8 🌤5:54-17:47
24:啓蟄 72:桃始笑(ももはじめてさく)
どの食品も少し量が減って、どの食品も100円くらい高くなっている。
ここ数日は不眠気味だった。
毎日記録しているからわかる。頓服で睡眠導入剤を飲むのはたいがい、生理前だ。
が、その事実をまだどこか疑っている自分がいる。
「まあ生理前だから眠れない日もあるわな」とあっさり考えられない。
あれがいけなかったのか、これがいけなかったのか。
眠る前にああいうもの読んじゃだめだ、ああいうもの見ちゃだめだ、ああいうパジャマ着ちゃだめだ、など、あらゆる理由を探し、次回以降それを避けようとする。ますます睡眠が窮屈になる。
とはいえ、なかなか眠くないから眠れないというのは、シンプルでよい。眠くなりさえすれば、眠れるのだから。
やっかいなのは、ものすごく眠いから寝ようとした、それなのに眠れない時だ。
「はー、今日はもう眠い、一刻も早く眠ろう」と思って床に入り目を閉じると、
「私は今から眠りに落ちるのか? 本当に?」
などと不必要な気づきが起こり、「こんなに眠いのに眠れなかったら?」「今にも眠る、という瞬間にふっと覚めてしまったら?」などと余計なことを考える。で、さっきまでの睡魔が嘘のように消えてしまうことがよくあるのだ。
これと似たようなことを松本人志も言っていた。「ああ、いよいよ眠りに落ちるか、やっと寝つけるか、という瞬間、今か?今か?などと考えてふっと目が冴えてしまう」というのだ(あの人はかなりメンタルが繊細な人だと思う)。
人は眠る瞬間を覚えていられない。だから眠る瞬間を意識したとたんに目が冴える、ということなのだと思う。シロクマのことは考えるな。みたいな話。
なので、今の私は、「そんなに眠くない時に眠りにつく」のが一番だと思っている。
「まだそんなに眠くないけれど、とりあえずしばらくスーハースーハー安静に呼吸でもしていよう」と気楽にかまえていると、いつの間にか眠りに落ちている。眠りを意識しすぎないですむ。
聞いた話によれば、人は寝付きに30分くらいかかるのが普通らしい。
5分や10分、あるいは瞬時に眠ってしまうというのは「気絶」に近く、疲れすぎているのだそうだ。
よく、不眠の対策として、「眠くなるまで布団に入らない」ということが言われるが、私は、「そんなに眠くない時から余裕を持って布団に入り、30分はただ安静にするつもりで灯りを消して目を閉じる」のがよいと思っている。早く眠ろうとしないこと。
不眠をこじらせたことのあるみなさん、どうでしょう。