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43.エテュード2023

めっちゃおもむろにマフィンを焼きました。

初めて作ったんですが大成功!見た目も綺麗に焼けたし、味も大満足でした。好きな味だ~。
食べたいものを、思い立った時にぱっと作れるようになった自分に今でも時々びっくりしてしまいます。2023年は料理の年だったなぁ。全てがコンビニ食だった私にとって何かお菓子を手作りしたくなったら、まず材料を買い揃えるところから始まるのが当たり前だったのです。よくレシピに書いてある『家にあるもので作れる!』の『家にあるもの』がまず無い、という状態。だからお菓子を作るってすごくハードルの高い行為でした。
それが気が付けば、卵もバターも牛乳も当たり前に家にあり、小麦粉やホットケーキミックスを保存容器からささっと出す事ができ、余っているココアやレーズンなんかを足して食べたい味を作って食べられる。きっと多くのおうちにとって当たり前で、でも私にとって当たり前じゃなかった暮らし方。ずっと自分には無理だと思っていた暮らし方。それができるようになった今年はまさに、革命だったなぁ、と思うのです。

おいしいお菓子ができたなら、おいしいお茶を淹れよう!焼き菓子にシンプルなお茶を合わせるのが大好きなので、今日はこれにします。


エテュード2023フィーユブルーのブレンドティーです。
満を持して!と言うには持しすぎました。パヴァーヌ2023と一緒に発売されたのは今年の5月ですよ。早いものですね。今年が終わりそうだよもう。
何年も放置しない限り紅茶は長く保存できていつ飲んでも美味しい、というところが魅力のひとつだと思ってるのですが。折角の2023年版エテュード。2023年に合わせたブレンドになってるらしいし、ならば2023年の空気の中で飲みたいよね!今年のエテュード今年のうっちっに。大分ぎりぎりとなりましたが、年を越す前にいただきましょう。

袋を開けるとあれっ、甘い!香りが甘いです。紅茶によくあるくっきりした熟成された香りじゃなく、しなやかで柔らかな印象の甘い香りがします。どちらかというと印象が日本茶寄りだなー香りだと……。淹れた後はぐっと紅茶らしい香りになってる!そうそうこれこれ、って感じするなぁ……このクラシカルな紅茶の香り。抽出時間はここまでずっと4分で来てるっぽいので4分にしました。しっかり4分淹れてるんですけどがつんと濃い感じはしなくって、むしろふわっと柔らかい香り方。そこがまた好きなんですよねエテュード。では一口……。

……んんんんんんん、うま……落ち着くぅ……。このなんか、紅茶だぁ!って味わいが嬉しくなっちゃうんですよね。紅茶だぁ!今紅茶飲んでる!きりっとした味わいに香ばしさのある甘み、くっきりしてるけどすぐほどけて消えていく渋み……。めちゃくちゃ『紅茶感』を浴びてる。このスタンダードな紅茶感がエテュードの好きなところなんだよな~~~毎回言ってる気がするんですけど。舌が欲する紅茶味を、何も裏切らず出してくれる味なの。それでいてちょっと渋いなミルク足すかって気には不思議とならない。きりっとしつつ、すっと軽い飲み心地なんですよね。さっぱりしているの。美味しい味わいをしっかりと楽しめるのに、一口飲み終えた後するんっと通り過ぎていってあまり深々と余韻を残さない感じ。このさっぱり感があるからこそストレートで全然いけるし、むしろストレートで飲みたいなって個人的にはなるんですよね。……気のせいかな、前年よりさっぱり感上がってる?なんかより一層軽い飲み心地になっているような。気のせいかな。去年飲んだ味は詳細には覚えてないので気のせいかもしれない。

詳細に覚えてない分記録されたnoteをちょっと読み返してるんですけど、私にとって無印エテュードは『(クラシックな)良いホテルで出された紅茶』、エテュード2022は『新しめのホテルで友達と飲むアフタヌーンティー』、という印象だったらしいですね。それを踏まえてこのエテュード2023に対する私の印象はなんだろうと思った時に……ホテルじゃ、ないかも?と思いました。
なんだろう、より身近になった。ホテル感、クラシック感は今まで同様ちゃんと感じるんですよ。このお茶がホテルで出されたらめちゃくちゃ似合ってて、かなりテンションアガるだろうなって思うの。でもそれと同時に、ホテルじゃないところで飲んでもしっくりくる味わいだなぁ、って感じた。おうちでごはんやおやつ食べる時とか。職場でお弁当食べる時とか。そういう日々の生活にも馴染んで寄り添ってくれて、持ち前のホテル感でちょっと彩ってくれるみたいな。なんだかそういう印象があって、より親しみを感じてしまいましたエテュード2023。その時の淹れ方や飲んでる私の状態によっても味わいが変わると思うから、ブレンドによる違いなのかはわからないけどね。ていうか読み返すと無印エテュードはこれ淹れるの失敗してないか私。そんな大きく味変わる訳ないだろ。

さてさて今日の本題。作ったマフィンと一緒に飲もう!
マフィンとお茶を並べた写真撮ってたんですが間違って消しちゃいましたね……。そんな日もある。代わりにうちのぱぺと一緒に撮った写真置いときますね。マフィンは森永のレシピを参考にしつつ、ちょびちょび適当に調節してレーズンのせココアマフィンとして焼きました。
ちなみにバターは思いっきり有塩です。割と有塩でお菓子作りがち。無塩使った方がそりゃ美味しいんでしょうけど今日は突発ノープランマフィンですし。私が食べるのだから私が納得できればおっけー。では一口。

……んんんんんんんま、さっくふわ……!!外はさくっと、中はふっわふわに仕上がっていて、軽やかなココア生地がうんまい……!甘さ控えめで香ばしさがあるのがなんとも自分好みに仕上がりました。上に載せてるレーズンの甘酸っぱさとも相性がいい!!んでお茶を一口飲むと……な、馴染むーーー!!!やっぱりすごく馴染んでくれるエテュード2023ーーー!!!マフィンとお茶の味わいがじゅわっとすぐ馴染んでくれて、その上で甘さと華やかさを足してくれるから一口飲んだ瞬間口の中がぱっと華やかになります。垢ぬけた。一瞬で口の中が垢ぬけた。エテュード2023は眉マスカラか何か?お茶の後にマフィンを齧ると香ばしさや生地の美味しさがより引き立って美味しい……!

はーーー美味しかった……いや美味すぎるわこの組み合わせ……マフィン無限に食べちゃいそうで危ない。残りはしまっておきましょう。冷凍しておいて、1個は明日お弁当と一緒に持っていこうかな。
エテュード2023と一緒に食べると、さっくりと作った素朴なマフィンがちょっと良い感じに味わえる。この『ちょっと良い感じ』具合が、今の私に響くものがあってしみじみ噛みしめてしまいました。今までできなかった事が、急に達人級にできるような魔法はどこにもないんですよね。相変わらず体調は崩しがちだし、掃除はおろそかになるし、運動は続かない。だけどそういう長年諦めていたもの達に今年はちょっとずつ触れてみた。達人級にはなれなくても『ちょっと良い感じ』になったらいいなを目指して。その成果は微々たるものだったり、分野によっては革命を起こしていたり。
来年もまた『ちょっと良い感じ』を目指していきたいな。そう思う私に、やっぱりエテュード2023は寄り添ってくれてる気がする。元気貰えるなぁ。

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