始めよう‼毎日たまご
みなさんこんばんわ。突然ですが少し嬉しいことがあったのでご報告。このnoteを読んでます!という人に会いました。これまでは気になった事をノートのまとめるみたいな感じでツラツラと勝手に書き綴っていただけだったのでこれからは読む人のことを考えながら書いてみようと思います。
「始めよう‼毎日たまご」
さて、今日のテーマは「始めよう‼毎日たまご」これは養鶏協会の「続けよう‼毎日たまご」のオマージュです。なぜ、このテーマにしようと思ったかというと茨城県庁三の丸庁舎前で行われていた「ちくさんフードコレクション2023㏌いばらき」に行ってきたことがきっかけ。畜産というだけあって常陸牛やローズポークなどのお肉や牛乳やヨーグルトなどの乳性品が沢山展示販売されていました。目的だった牛乳は午前中のうちに売り切れてしまい肩を落としていたところ会場の端で「たまごつかみどり 1回¥50」というブースを発見。最初は素通りして他の展示を見学していたが、2回目に通った時にたまたま人が並んでいなかったので挑戦することに。たまごの摑み取りなので、たまごそのまま掴むのはどうかと思っていたけれどそれは杞憂で大人はピンポン玉、子どもはスーパーボールを掴んだ数だけ卵をもらえるというもの。3人で挑戦し合計27個!現在1パック¥200くらいするので¥150で27個ととてもお得な買い物をした結果となった。
価格の優等生「たまご」
昨年から続く物価高。ガソリン価格や日用品、食料品などあらゆる分野で価格が高騰をしています。当然、たまごの価格も他の物同様に上昇をしています。たまごの価格はこれまで若干の変動はあったものの60年前とほとんど変わらず「物価の優等生」と言われてきました。鶏種の改良・ケージ飼いによる生産性の向上、飼料原料・配合割合による飼料効率の向上、機械化による大量生産、流通の合理化と生産者だけではなく関係者の努力の賜物で品質の良いたまごを、我々消費者は手にすることができていました。しかしながら、最近では円安による輸入飼料の高騰、鳥インフルエンザで品不足になる「エッグショック」など様々なことが重なりたまごの価格が倍以上になるという事態が起きています。円安、エネルギー高騰などが原因となるとたまご生産者や関係者の努力では価格の維持することができないために飼料の内製化などが喫緊の課題となっています。
たまご1日1個は食べすぎ?
「コレステロールが高いから1日1個の卵は食べすぎ」といったことを聞くことがあります。卵はコレステロールが高く、鶏卵1個あたりのコレステロールは200-260mgです。厚生労働省は1日あたり男性750mg未満、女性600mg未満をコレステロールの摂取基準としていました。しかし、最近になって食物からのコレステロール摂取量と血液中のコレステロール値の因果関係を示す臨床結果データが無く、食品によるコレステロールの制限をなくすようにガイドラインが変更になりました。厚生労働省はで5年に1度、日本人の食事に関して、栄養学的な側面からの基準である『日本人の食事摂取基準』を発表しています。『日本人の食事摂取基準2015』では卵が含むコレステロールの誤った情報に警鐘を鳴らしています。鶏卵のコレステロールに関して様々な研究論文を引用し卵の摂取量と冠動脈疾患や脳卒中の死亡率、糖尿病有病率との関連はなく、1日に鶏卵を2個以上摂取した群とほとんど摂取しない群との死亡率を比べても有意な差はないとされています。コレステロールの摂取量は抑えることが好ましいものの、食事からのコレステロール摂取が直接LDLコレステロールを上げることにつながらないという理由でコレステロールの摂取基準は削除されています。たまごには悪玉コレステロール値を低下させ、動脈硬化予防に効果のあるリノール酸やオレイン酸、レシチンをはじめビタミン、ミネラルなど多くの栄養素を含むことから、現在では「卵は1日に何個も食べてよい」という様なことが聞かれるようになりました。
たまごを食べて健康家族
たまごは納豆、バナナ、サツマイモとともに完全栄養食品といわれています。1日に3~4個を食べましょうと推奨している報告もあります。健康な方はそれぐらい食べても問題はありませんが、たまごは飽和脂肪酸を含み、たくさん食べれば食べるほど飽和脂肪酸の摂取量が増えていくため、血中のコレステロールが増える可能性があるので、すでに脂質異常症のかたはたまごの摂りすぎには注意が必要であり、たまごの1日摂取量は1個もしくは2個が正常だと思われます。良質なタンパク質を摂るためにはたまご、肉、魚、大豆製品を少しずつ摂取しバランスを整えることです。完全栄養食のたまごは和食、洋食、中華と様々な料理に使うことができる食材でもあります。その分レシピも多く毎日食べても飽きることがありません。1日1個を目標にたまごをを食べて健康家族を目指しましょう。