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2022年10月の記事一覧
新品未開封・ブライアン・デ・パルマ「ファントム・オブ・パラダイス('74米)」
ブライアン・デ・パルマ監督の初期の代表作であります。古典的ホラー「オペラ座の怪人」をベースに、「ファウスト」「ノートルダムのせむし男」「ドリアン・グレイの肖像」などの要素を散りばめて、現代のロックビジネス界の内幕を描くロック・ミューカル・ホラーにしているところが斬新です。
ロック界の寵児であるデス・レコードの社長スワンは、ロックの殿堂として「パラダイス」劇場を建設中で、こけら落とし興行のためのミ
【プレミア盤】「地球最後の男/人類SOS!」
50〜60年代SF映画2本のカップリングDVDです。
「地球最後の男」は米国のホラー・SF小説家で脚本家のリチャード・マシスンの「吸血鬼」を原作にしたSFホラー映画。
地球に謎の奇病が蔓延して人類はことごとく吸血鬼になってしまい、夜しか活動せず、昼間は地下に潜んでいます。
ところがロバート・モーガンだけは感染を免れており、ゴーストタウンになってしまった都市にたった1人で暮らしています。たった
「メリーポピンズ」('64米)
戦後になってディズニーはアニメーションだけでなく実写映画製作とディズニーランド建設に乗り出しました。「メリーポピンズ」はディズニーの実写作品を代表する作品だと言えます。
とはいえ、この作品はアニメーションと特撮をふんだんに駆使したファンタジーで、まさにディズニーでなければ作れなかった作品と言えるでしょう。
この作品の特撮(光学合成)はナトリウム・プロセスと言う特殊な合成技術が用いられていま
「ウォルト・ディズニーの約束」
トム・ハンクスがディズニーを演じた「メリーポピンズ」完成までの舞台裏。エマ・トンプソンがメリーポピンズ原作者のトラヴァースを演じています。
これは、是非「メリーポピンズ」と一緒に観てほしい作品です。というのは、原作者のP.L.トラヴァースはいわゆる「モンスター原作者」で、自作を他人にいじらせるのを嫌がり、映画化にあたっては脚本にダメ出しを続けて映画スタッフを困らせる人物なのです。
「ムーミ
「オードリー・ヘップバーンのモンテカルロへ行こう」('51仏)
「ローマの休日」で大スターになるオードリー・ヘプバーンが「ローマの休日」の2年前に脇役で出演したフランスのコメディ映画。オードリーが出たと言う以外、誰も知らないようなこの作品がまるでオードリー・ヘプバーンが主演であるかのような偽装が施されて日本でソフト化されたもの。
この作品でのオードリーはハリウッドの売れっ子女優という設定で、傲慢チキな女優を演じてます。こういうオードリーの演技は「ローマの休日
「スティーブ・ジョブズ」
2015年に公開されたアップル創業者・スティーブ・ジョブズの伝記映画です。
ジョブズと言えば世界で最も早くパーソナル・コンピュータを開発して発売した人間であり、その後もiMacやMacBook、iPod、そしてスマートフォンを世界に広めたiPhoneを生んだ天才実業家ですが、発達障害で偏屈であり、気に食わない人間をその場でクビにするワンマン経営者でした。世に言う「紙一重」の人間なのです。
この
「サンセット大通り」
【メルカリ出品】ビリー・ワイルダーが撮った「ハリウッド内幕モノ」の古典的傑作。落ちぶれた往年の大女優(グロリア・スワンソン)が借金取りから逃げて自分の豪邸の庭に入り込んだ若い脚本家(ウィリアム・ホールデン)を匿うところから物語は始まります。
大女優は自分の屋敷に住む交換条件として、彼女が長年温めていた自分の主演映画「サロメ」の脚本を書け、と命じます。脚本家は時間が何十年も止まったような屋敷で、も