【美術展2025#02】ハローキティ展 わたしが変わるとキティも変わる@東京国立博物館 表慶館
会期:2024年11月1日(金) ~2025年2月24日(月・休)
正直に言うがキティちゃんには何の思い入れもない。
だから好きでも嫌いでもないし、なんなら興味そのものが無い。
もちろん世間を賑わせているグッズ転売などもする気は無い。
ではなぜわざわざ訪れたのか。
それはトーハクに行ったついでに、だ。
トーハクに行った。
平日だったので割と空いていた。
たまたまハローキティ展当日券窓口販売していた。
並ばずに入れたので行ってみた。
以上。
敷地に入るともう見えてくる。
一応記しておくと表慶館は、
という由緒正しき格調高い建造物だ。
そして片山東熊は奈良国立博物館や京都国立博物館の設計も手がけ、その多くが重要文化財や国宝にも指定されているという日本近代建築界の父とも言えるような御仁である。
そ、それなのに…。
キッチンカーまでもがキティちゃん仕様。
グッズは売り切れ続出。
中に入ると、
最初期の1975年製ぬいぐるみ。
私とほぼ同世代。
なんの文脈も無く由緒正しきロイヤルスチュアート柄を引用してくるあたり、ある意味シド・ヴィシャスばりにパンクか。
顔もタータン柄に。
キティちゃん仕様のゲームボーイ。
こんなのあったんだね。
この辺はなんか街ゆくギャルがよく持ってたような記憶があるな。
ふと周りを見渡すと、女児連れファミリーや普通にキティ好きOL風のライト層から、コスプレキティラーやブリブリフリルのガチ勢、キュートなタトゥ入れまくりの海外女子や仲睦まじく手を繋ぎ歩く男性カップルのハード系までが入り乱れ、まあカオス。
そんな中おっさん一人でこんなところで何をしているのだ私は…。
今日の朝イチは湘南でサーフィンしていたのに、なぜか昼には上野で異世界転生している…。
唯一この辺が共感できる…か?
NIKEのAir Prestoは私が大学生の頃に初代モデルが発売され、私も当時一足持っていたので思い入れがあるといえばあるので共感できる…か?
無人のフォトスポットを撮る。
なんならおっさん一人で写っときゃよかったかと後悔(嘘)
CartierのBALLON BLEUがキティちゃん仕様に。
ということで、普段トーハクでお目にかからないような方々の中で終始疎外感を感じながらのおっさん一人でのキティ展だった。
私は一体何を見に来たのだ?
個人的感想としては、歴代のキティちゃんグッズがただ並んでいただけだったのがなんとも残念な感じがした。
せっかく国立の博物館でやるのだからもっと民俗学的アプローチや社会学的考察をすればよかったのに。
もしくは現代美術家たちによるキティちゃんとのセッション展とか。
うーん、まあ、いいか…。
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