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【読書記録】山中教授、同級生の小児科学者と子育てを語る

こんにちは、ますみつです。

本日ご紹介する本はこちら↓

「山中教授、同級生の小児科学者と子育てを語る」です。

iPS細胞でノーベル賞を受賞された山中教授と、山中教授と大学時代の同級生で小児科学者の成田奈緒子先生の対談型の書籍です。

子育てがテーマとされていますが、子どもがいない方でも部下を持つ人や、自分自身のことに置き換えても参考になる本だと感じました。

私自身は3歳になる娘がいるためどのように向き合うべきか、自分自身の仕事に対しても考え直すいい機会になりました。

以下、参考になった点をアウトプットしていきます。

ほったらかしが子どもを伸ばす

ほったらかし=子どもを自分のレールに載せない

こうなってほしいといったレールに載せすぎず、ある程度ほったらかす。
こうすることで自分で考えることや自立することに繋がっていく。

子育てをすると、思わず手を出したくなってしまうのですが…笑
ある程度好きにやらしてみることが子どもの成長に繋がるのだと思います。

まずは見守り、必要に応じて手助けする。
子ども主体で物事を考えてあげる必要があるのだと感じました。

これは仕事での指導にも繋がる部分なのではないでしょうか。

ええかっこしいをしない

この本では

自立=自分ができないことを理解して誰かに「助けて」と言うことができる

と書かれています。

それがいわゆる「ええかっこしい」の人は助けてと言うことができないというわけです。

助けを求めることがきっかけでまた成長に繋がっていきます。

仕事などでも「出来ない」=「恥ずかしい」と捉えてしまう人も多いんじゃないかと思います。

そうではなく、助けを求めることで自分の世界を広げていく
そのことを成長していくきっかけにすることが大切だと感じました。

レジリエンス

レジリエンスとは辛いことやピンチな出来事を乗り越える力のことをいいます。

この力は「自己肯定感」「社会性」「ソーシャルサポート」から成り立っています。

自己肯定感と社会性は高まりづらいと言われているようです。

ソーシャルサポートというのは「周りの人に助けられていると実感する力」のことをいいます。
いわゆる「おかげさま」や「ありがとう」と思える力のことです。

普段からありがとうと言い合えることで、自分の存在価値を認識して自己肯定感をあげることができる。
ありがとうと言い合える関係性を築くことが大切なようです。

ええかっこしいの箇所とも重なる所があると感じました。
人は一人では生きていけない、ということでしょうか。
出来ない時は助けをもとめて、お礼を言い合える関係を作る。

これがあることで辛いことがあっても乗り越える力がつくのだと思います。

感想

子育てに関してだけでなく、自分への仕事への取り組みや人間関係についても考えさせられる本でした。

プライドが邪魔をして助けを求められなくなってしまうこともありましたが、
それ自体が自分の成長を邪魔してしまう。

これからは出来ないことを認め、助けてと言えるようしていこうと思います。

本日はこの辺りで失礼します。

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