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トルクメニスタン生活

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筆者の3年半のトルクメニスタン生活での体験を中心に綴ります。
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2021年2月の記事一覧

ソ連式?トルクメニスタンのサーカス・見せ物より面白いうちの妻

ソ連式?トルクメニスタンのサーカス・見せ物より面白いうちの妻

旧ソ連の伝統か、トルクメニスタンの首都、アシガバットにも大きなサーカス場があります。

子どもの頃は三井グリーンランド(熊本)にくるボリショイサーカスを家族で見に行ったものですが、まさかボリショイがバリショーイ(ロシア語で「大きい、偉大な」)だということを知るのは随分後の話になります。

今回はそんな私たちがトルクメニスタンでサーカス見に行った時の話しです。

トルクメニスタンでは観光地や交通機関

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トルクメニスタンに行く方法(ビザとルート)・実はそんなに難しくないという話

トルクメニスタンに行く方法(ビザとルート)・実はそんなに難しくないという話

ビザ編トルクメニスタンに入国するためにはビザが必要です。ビザを取得する必要がある国は世界にたくさんあるにも関わらず、なぜかトルクメニスタンに行くことはものすごくハードルが高いと考えている人がたくさんいます。実際には英語でメールさえできればそれほど難易度が高くはないのです。

まず、ビザのハードルが高いと勘違いされている最も大きな理由は、在京の大使館でビザが取れないことだと思います。正確に言うとビザ

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某航空会社の飛行機のEU乗り入れ禁止に巻き込まれた話

某航空会社の飛行機のEU乗り入れ禁止に巻き込まれた話

2度目のトルクメニスタン滞在中の出来事。比較的休みは取りやすかったので、気晴らしに休暇で妻と二人で気ままなロンドン・パリ旅行へ行きました。

日本から行くよりも時間も半分、値段は10分の1くらいでした。浮かれ気分で旅行へ行くと、トルクメニスタンの職場から連絡入っていました。「〇〇航空(察っしてくれ)がEU乗り入れ禁止」というニュース。え、乗ってきたやつやん!!どういうことかと調べると、(詳しくは書

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言葉が通じないのに食堂で店員さんと仲良くなった妻の話

言葉が通じないのに食堂で店員さんと仲良くなった妻の話

私はトルクメニスタンに勤めていた頃に妻と結婚し、海外ほぼ未経験だった妻をいきなり超上級者向けの国に連れて行ってしまいました。英語は通じず、ロシア語と現地語のトルクメン語のみ。私はトルクメン語ができるからいいものの、日中一人で買い物に行かなければならない妻は大変でした。

一般的に肉はキロ単位で販売され、部位ごとにわかれていません。それはさすがにハードすぎるので、高級ながらも部位ごとに売ってくれるス

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トルクメニスタンのバレンタインデー

トルクメニスタンのバレンタインデー

今日はバレンタインデーということで、トルクメニスタンのバレンタインデーについて簡単にご紹介します(そんなにネタありませんが)。

日本ではチョコレートの日となっているバレンタインデーですが、トルクメニスタンではチョコレートを贈るということはあまりありません。そして、海外ではよくあることだと思いますが、女性から男性ではなく、男性から女性に贈り物がされる日です。

どちらかというとゴリッコリの愛の日と

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【最新版】トルクメニスタンの祝祭日

【最新版】トルクメニスタンの祝祭日

wikipediaに掲載されているトルクメニスタンの祝日は古くなっていますので、備忘録も兼ねて書いておきます。(2021年2月12日確認)

日本だと祝日は休みという感じがしますが、トルクメニスタンではそれぞれを国民がお祝いしなければなりませんから、逆に忙しくなってしまいますね。

【休みを伴う祝祭日】

1月1日 新年(Täze ýyl)

3月8日 国際女性デー(Halkara zenanla

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トルクメニスタンの大統領から勲章を賜った話

トルクメニスタンの大統領から勲章を賜った話

これは一度目のトルクメニスタン渡航を終え、日本に住んでいた時の話です。トルクメニスタンで教員として働いていた頃、トルクメンの詩を翻訳してくれという話がありました。いくらトルクメン語がある程度わかるようになったといっても、文学作品の翻訳は別物。難しいと思いましたが、どうしても日本語訳が必要と言われたので、2つくらいの詩を文学者の先生に手伝ってもらいながら訳し、その翻訳に関する発表原稿を書いて提出しま

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トルクメニスタンの独立記念式典に潜入してみた

トルクメニスタンの独立記念式典に潜入してみた

私の一度目のトルクメニスタン訪問は大学の日本語教師としての赴任でした。大学教員は学生を行事に引率する仕事があるのですが、私は外国人ということで義務ではなかったのですが、一生に一度の経験だろうということで、できるだけ多くのイベントに参加しました。トルクメニスタンに旅行に行く人は少しずつ増えていると言っても、独立記念式典に参加した日本人は数少ないはずです。今回はその様子を写真と共にレポートします。

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トルクメニスタンってどんな国?

トルクメニスタンってどんな国?

トルクメニスタン生活編に入る前に、トルクメニスタンがどんな国であるかを皆さんにご紹介しましょう。とはいえ、一般事情や数字的な部分は私なんかよりスマートにまとめてくれているものがありますので、外務省のトルクメニスタン紹介ページでも見てください。

概要よく他の中央アジアに引っ張られてトルクメニスタン共和国と間違われますが、正式名称はトルクメニスタン。共和国はつきません。共和制ではあります。人口が60

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Meは何しにトルクメニスタンへ!?

Meは何しにトルクメニスタンへ!?

自己紹介記事で私とテュルク世界との関係について書きました。

今日はその中でも私がどのようにしてトルクメニスタンに行きついたかについてご紹介したいと思います。

大学時代にトルコ語で書かれたトルクメン語の文法書を購入し、帰国後はぼちぼち勉強していたのですがどうにも気持ちが乗らない。私の語学学習は常にネイティブとの会話でモチベーションを高めていたので、周りにトルクメン人がいない環境ではなかなか進みま

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