トルクメニスタンのバレンタインデー
今日はバレンタインデーということで、トルクメニスタンのバレンタインデーについて簡単にご紹介します(そんなにネタありませんが)。
日本ではチョコレートの日となっているバレンタインデーですが、トルクメニスタンではチョコレートを贈るということはあまりありません。そして、海外ではよくあることだと思いますが、女性から男性ではなく、男性から女性に贈り物がされる日です。
どちらかというとゴリッコリの愛の日というイメージで、街中にはバラを持った青年たちの姿が見受けられます。そもそもバレンタインとも呼ばれず、恋人の日(söýgililer güni)と呼ばれています。
トルクメニスタンというよりロシアから来た習慣なのかもしれませんが、男性はプロポーズでなくとも普段からデートや記念日にはバラをプレゼントする習慣があり、日本人である私はその姿を始めて見たときには「今日はプロポーズか」と思いました。それにしてもデートの度にお花をプレゼントするなんてキザですね。むしろないと後ろ指刺されそうな雰囲気さえあります。その影響か、私も妻によくお花を贈るようになりました。キザが中央アジアからうつった人なんているんですかね 笑
そのため、お花屋さんは町のいたるところにありますが、きれいな花と言ったらバラくらい(非常に主観的ですが)で、それもイラン産。砂漠で花は育ちにくいのか、売られているプランターもなんだか瀕死の状態に見えます。(気候に応じた風習があるでしょうから、トルクメンに合ったものを贈ればいいと思いますけどねー。)
バレンタイン自体は正直に言ってそんなに盛り上がっているという印象はありません。ケーキ屋にラブラブケーキが並んでいたり、ラブラブグッズが並んでいたことくらいでしょうか。どちらかというと、3月8日の国際女性デーの方が国家レベルで、国民みんなで祝われます。イスラム教から来ているかはわかりませんが、結婚前の男女が出歩くことは良しとされませんし、未婚の夫婦のサウナやホテルの利用も禁止されていますので、若者たちは悶々としていることでしょう。寮も日本みたいに個室ではありませんからね。
バレンタインと言えば、トルクメニスタンに来たばかりの時に、妻が初めて一人で買い物に行き、1キロ買うはずの肉を2キロ買うという洗礼を受けたことがありました。
ブログに書いていましたので、ご関心のある方はどうぞ。