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きょうできた小さなことを日誌に書こう

原田隆史さんは、高校時代の大谷翔平さんを指導した教育者です。原田隆史さんが考案した日誌のフォーマットには、「今日のよかったこと、今日気づいたこと」という欄があります。精神科医の樺沢紫苑さんは、毎晩、三行だけ日記を書こうと言います。人の行動を変える専門家の永谷研一さんは、できたことを日記に書こうとしています。

(引用はじめ)
目標を達成させるべく「行動変容」させる専門家の私ですが、「夢を持とう!」「やる気を出せ!」なんて声高に叫ぶ人を見ると、実は少し疲れてしまいます。「夢がなくちゃいけないの?」と突っ込みたくなるときもあります。

むしろ私は「やる気満々の人」をみると心配になります。ほとんどの場合、その「やる気」は長続きしないからです。

データを見ると、目標が高すぎたり、やることが多すぎたりする人は、たいてい途中で頓挫することが多いのです。気負いが空回りするのでしょう。逆に、行動を続けられる人は、淡々と小さなことを実践する人なのです。
(永谷研一、できたことノート)

私は、原田隆史さん式の日誌を使っています。この一週間の記載を見ると、「今日のよかったこと、今日気づいたこと」の欄には、会議に明るく参加できた、就寝前に復習できた、床掃除ができた、なんていうことが書いてあります。自分のちょっとした変化に気づくことにできれば、それが劇的な変化に繋がっていく傾向があるのだと、永谷研一さんは書いています。

たしかに、夢は持たなくてはいけないものではないと思います。やる気は、毎晩、できたことを書いていくと出てくると思います。

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