僕らはもう、1人じゃない。
私は、ゲームが好きだ。
テトリスや数読、ロジックなどのパズルゲーム
車やバイクで競うレースゲーム
対戦、アクションゲーム
のんびり系のシミュレーションゲーム…
中でも特に好きなのは
RPGである。
時間が経過していない世界
久しぶりに先日
『風のクロノア2 〜世界が望んだ忘れもの〜』というゲームに没頭し、
登場するキャラクターたちと、再び冒険してきた。
調べたら、初リリースから20年以上が経過していることに驚きを隠せない。
世界観。
ストーリー。
そして何よりも、音楽が、とても好きだ。
久しぶりに遊んでみると
ずいぶん前に遊んでいた記憶が鮮明に甦る。
かつて一度、聞いたことのあるセリフ。
年老いていない、懐かしい友のような登場人物たち。
当時と全く同じ問題を抱えている国々。
同じ過ちを繰り返すキャラクター。
この国にいる時に流れる、この音楽が好きだった…という、音楽と記憶の結びつき。
「ああ、この世界は何も変わっていないんだな。」
当然のことだけれど、こんな風に思った。
次の展開がわかっていても、
何度クリアしても、
何度でも一緒に冒険したいと思ってしまう。
別世界で、ヒーローに
RPGは、その世界に入り込むことで、現実から離れ、
ゲームの中の違う世界のことで頭がいっぱいになる。
魔法が使えたり
武器を持って戦ったり
初めて聞く言葉を使う世界だったり
宇宙にだって行くことができたり
人間以外の友達ができたり。
現実と大きくかけ離れたその世界を楽しむことが、とても楽しい。
そして
誰でも主人公
あるいは主人公の仲間として
“世界を救う”などの、大きなことを成し遂げることができるため、
大きな達成感を味わうことができた。
無心になって、入り込んで
現実から少し、心を切り離して
ゲームで別の世界に没頭することは
本を読むことや
映画を見ることに少し感覚が似ているような気がする。
物語の中に入り込めるからだ。
一方で、
私は『どうぶつの森』や『テトリス』などでもよく遊ぶけれど
頭を使うゲームや
試行錯誤しては、自分の理想の居場所を作るゲームなど
集中力が必要だったり
終わりのないゲームというのは
悩み事、考え事が頭から離れない時。
無心になりたい時。
いつでも始められて、途中でもすぐにやめられるゲームがいい時など。
別の角度から、日頃の生活を手助けしてくれている。
1人でも楽しめるし
誰かと繋がることもできる。
孤独と対極にある、ゲームというものは
もはや“世界”そのものな気がする。
明日もせっせと空き時間に
島を作っていこう。
2024.1.9