見出し画像

【適応障害休職中】転職活動中の気づき「不死鳥のように生きる」

個人的なことを突き詰めて書いているつもりで、実は普遍的なことについて語っているのではないかと感じた。同じく精神世界を航海中の友人たちの、ひとつの灯台のような記事になることを祈りつつ。

1 そもそもの話


そもそも論として、心理的安定の確保が困難な状態で、転職活動が可能なのか、という疑問が自分自身の中でも拭いきれないまま(多分端から見ればますます)、次のステップを模索し続けていた。

メンタル不調の日は時々やってくるものの、やはり経験則的に「早めに」「一歩手前」で休職に踏みきれたことが幸いしたようで、日常生活+αのことがこなせているのだと感じる。

かなり諦めたり、to doリストを減らして、低空飛行のステータスに見合ったバランスに意識して調整している。

ご参考までに、現在の最優先かつ最重要事項は、

☑️予定をつめこまない

☑️十分な睡眠と栄養のある食事(食べ過ぎないことも含めて)

☑️「やりすぎない」=「出来てる」「楽しい」と思うことも、疲れる前にやめる

☑️適度な運動 =朝のユル散歩と、「好きな」有酸素運動を無理なく続ける

☑️土曜日のヨガ教室(友人主催)

☑️娘との時間を大切に味わう =あまりにイライラする時は、どこかに無理が生じていないかのリトマス試験紙となる


である。


休職中で時間はあるので、余裕があるときは、上記に加え、下記も行う。

☑️転職活動に必要な書類作成

☑️『ポジティブサイコロジー練習帳』のまとめと実践、ワークの実施


☑️自己分析と内省のため読書

☑️HSPについて知る →HSS型HSPと判明


上記+αを同時並行で行っていて、発見があったので、今日はそのことについて書いてみたいと思う。


2  キーワードは「フェニックス(不死鳥)」


まずは、今朝とれたての、感動をもらった文章のご紹介から。

上記に挙げた一冊からの引用。

うつ病は多くの場合、人間関係、仕事、ライフステージ、生活様式といった何かが終わった後、それに誘発されて起きます。それはつらいものですが、喪の過程が進行すれば、終わりは新しい始まりへの道を開きもします。目標を持つことはうつ病からの回復における重要なステップで、新しいポジティブな方向に前進することを促します。私自身うつ病脱出の体験は、まるで灰から復活した伝説の不死鳥のように感じました。以前の人生は惨敗を喫していました。私は何とかして自分のそれまでの生き方にしがみつこうとしましたが、新しい方向を探す時期でした。新たな人生を築くのに明らかに役立ったことの一つは、自分の強みに焦点を当て、強みを使って新たな方向を見つけ、新たな領域に入る力を得ることでした。強みは自分の心と考えに忠実で、本来のあなたに調和する人生の目的にあなたを向けさせます。(『うつを克服するためのポジティブサイコロジー練習帳』p.181より)

この箇所を読んだ私は、最近の関心事(それは主に自分自身のことについてなのだが)がすべてテーマ回収されたようなカタルシスを得た。


私の感動を共有するために、もう一冊、別の本からの引用を加えたい。

何かに魅せられて全身全霊で取り組み、数年で次に移る。やりがいを感じなくなったらこを離れ、新しい分野に移動する。自分なりの終点に到達するたびに、トレバーの古いアイデンティティは、燃え盛る炎の中へダイブして、灰から生まれ変わり、新たな役割へと踏み込んでいく。(『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして一生食っていく方法』p.177より)

上記は、「フェニックス・アプローチ」をとるマルチ・ポテンシャライトを説明する一節である。


「マルチ・ポテンシャライト」という視点を与えてもらってから(この出会いもnoteの記事によってだ)、これは間違いなく私の属性を表現するもののひとつだと確信していた。

マルチ・ポテンシャライトのワークモデルにもいくつかある。

今の自分が、そのどれに該当するのか、それはライフステージでも変化するのではないか、と考えていた。

どのアプローチにも共感を覚えつつ、私の場合はこれだ!というように、ひとつのアプローチに絞ることは出来ないでいたのである。

しかし、引用した一節と出逢った瞬間、身震いするような興奮を覚え、「これはまさに、今現在の私そのものだ」と悟った。


目下、友人のツテでベンチャー企業への転職活動を検討していて、その応募書類の作成中。

これまでの、つながりのないような転職の過去を眺めつつ、一見ネガティブに見える経歴を、いかに「ポジティブ」に伝えられるかどうか、悶々としていたのも事実。

応募動機や自己PRなどの作成過程は、「過去の自分を正当化しようとしているだけではないか?」とか、「自分を過大評価して、適切ではない表現で盛っていないだろうか?」とか、「こんなに売り込んでおいて、採用されたとして、“また”続かなかったとしたら?」「今度こそ自分を肯定出来なくなるのではないか?」など、メンタル状態によっては、放っておくとネガティビティバイアスを増幅する温床になりやすい…

そんな作業の合間に、適応障害というネガティブな状態から、根本的に思考方法を変えようと覚悟し、心理学を学び探求し実践したり…

読書やnoteの記事を通して、私がこれまで未経験の分野について知ったり、様々な仕事観に触れその認識を新たにしたり、仕事の仕方を模索したり…

それらの作業を集中的に行うことで(一方でメンタルに負荷をかけすぎな点も心配しつつ汗)、今回の発見に至ったのである。

そう、私は現在、フェニックス・アプローチをとるマルチ・ポテンシャライトなのだ。


エネルギーを消耗しきって、しばらくの間灰のようになって、生きる意味や目的など考えないようにしていた。

もう、蘇ることもないのではないかという思いも頭をよぎった。

しかし、またここで「不死鳥」というシンボルと邂逅し、みるみるうちに体にパワーが充溢していくのを感じている。

そうだ。

灰なったとしても、しばらくすれば、また新しい世界に生還できるのだ。


3 自分をカテゴライズする


不死鳥!!

(これは、度々私が心を奪われてきたモチーフである。『ハリー・ポッター』シリーズに心酔したのも、きっとこのシンボルが随所に散りばめられていたからに違いない…)


他人から見たらまるでつながりのない興味と仕事内容の軌跡…

これまで「自分は社会不適合者ではないのか」「一生まともに稼ぐことは出来ないかもしれない」という、生きづらさのもとになる自己不信感を抱えて生きてきた。

しかし、

・不妊からの出産

・育休復帰後の閉塞感

・メンタル不調を抱えての転職×2回

・さげない転職を実現後、まさかの適応障害

・さらに、ADHDの可能性も

・お金=将来的の不安

・アイデンティティの危機

という、かつてない不安定な状態におかれて(脱け殻みたいに燃え尽きていた…)なお、今の私はより良い環境を求め、誰かの役に立ちたいと願い、自立し共生して生きる=ウェルビーイングを希求し、小さい行動を続けている。

これこそ、まさに、「不死鳥のようだ」と形容するにふさわしい生き方だ。

と、自己肯定感高く、宣言してみたい(笑)



メンタル不調中の転職方の活動という、相性の良くなさそうなものを混ぜ合わせてみた時に(確かにこの間、激しく揺さぶられたり、しんどくなるようなこともあったが)、これまで見たことのないような絶景と、思いがけず出逢うこととなった。

一般的に言われている良し悪しや他人軸で自分を評価することはないのだし、完全にポジティブ/ネガティブな物事もないのだと、改めて思う。

私は今回の一連の出来事を通じて、ネガティブの合間に幸福度を高める事実、そして自分に内在する美点や強みに気づいたし、改めて今いる環境や周囲との関係、この世界そのものに感謝しようと思った。

知識や知恵を授けてくれる書籍やその著者、それを私まで運んでくれるインフラ、実際に会ったことのないネット上のつながりの温かさにも…



アイディアを形にするため、書籍代やカフェで作戦を練る資金に充てたいです…