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ぼくの創作活動日記 133 まさか自分より早く亡くなるとは…


中山美穂さんが54歳で急逝されたということで、いてもたってもいられず映画「Love Letter」をAmazonプライムで再視聴しました。

山の遭難事故で死んでしまった恋人・藤井樹に向けて送った一通のラヴレターがきっかけで、埋もれていた恋が浮き彫りになっていくラヴ・ストーリーです。


映画「Love Letter」の思い出


映画「Love Letter」は1995年の作品なので、中山美穂さんは15歳でデビューして、撮影時は中山さんが24歳前後ですかね。
この時代のアイドルはデビューとブレイクが早いので、もう女優の方がイメージ強かった感じかな。
今の時代だったら、女優としてもずいぶん若いですね。
私にとって、この作品が中山美穂さんの最高の作品であることは間違いないです。
恋人が亡くなった後のストーリーが、切ない。

以下、ネタバレ含みます。


物語は、神戸に住む中山さん役の渡辺博子が雪に悲しみのあまり倒れこんだ藤井樹の三回忌から始まります。

この雪のシーン、主な舞台の北海道の小樽と間違えている人多いのですが、神戸の六甲です。
仕事や所要で神戸へ何回も行ったことありますが、CGもあまりない時代、冬でもこんなに神戸に雪が降り積もる事がないのにどうやって撮影したのかと思いました。

そして、博子は樹の母・安代に誘われて、樹の家で中学の卒業アルバムを見せてもらう。
その中に樹の昔の住所を発見した博子は、今は国道になってしまったという小樽の住所に手紙を出してみることを思い付く。
数日後、博子の手紙は小樽に住む藤井樹という女性のもとに届いていた。
博子の手紙を読んだ、中学の時に同級生に同姓同名の藤井樹という男子生徒がいたことを想い出したが…。

と言う感じの始まりですね。

↓ 文庫本、電子書籍も出ています。

映画を見た後、小説を読むのもお勧めです。
より分かりやすくなります。



映画「Love Letter」の見どころと感想


中山美穂さんの成熟した美しい姿と、透明感のある演技に引き込まれます。

文通から中学時代の甘酸っぱい想い出を思い出し、実は男藤井樹が亡くなっていたことを女藤井樹は後から知る。

中学生時代、男藤井樹は女藤井樹に片思いしてるのですが、ぶっきら棒な性格ゆえ素直になれない。

中学校の時、男藤井樹は小樽から転向し、その後、神戸の美大へ行く。
その時、女藤井樹と瓜二つの渡辺博子出会い一目ぼれをする。
そして男藤井樹は大学を卒業して高校の美術の先生になる。
大学の仲間たちと登山で遭難死。死ぬ前、嫌いと言っていた松田聖子の「青い珊瑚礁」を口ずさんでいた。
死ぬまで、素直になれない天邪鬼な性格なんですなー。

映画の最後、誰も借りないであろう本の裏、それも貸出表の裏に女藤井樹のイラスト画があり、女藤井樹の後輩でもある女子中学生の図書館係達が届けてくれる。
貸出表の裏を見ると、将来高校の美術教師になるほどの想いのこもった見事な似顔絵か描かれている。
男藤井樹の片思いを知って涙ぐむ…。





個人的には、大学時代の仲間で博子の今の恋人・ガラス陶芸家の秋葉役のトヨエツの「博子ちゃん、辛いでー」、渡辺博子役のミポリンの「お元気ですかーー、私は元気ですーー」「似てたら許せないです」
男藤井樹の母・安代役の加賀まりこの「あの子は幸せね。あなたにそんなに焼き餅を焼かれるなんて」
秋葉の助手役で、秋葉に恋している鈴美役の小栗香織の「博子さんやから、先生のこと諦めたんですよ…」
などのセリフと演技は必見です。





ただ、一見優等生に見えた女藤井樹の成人してからの生活はというと、小樽の実家からも出ていかず、図書館職員の仕事もサボりがちで、風邪もきちっと治さずダラダラした人生を日々適当に生きている感じです。

この風邪をこじらせるのがラストの大騒動になるのですが。

男藤井樹の死を知り、片思いされていた女藤井樹の人生は、ここから先どうなるんなだろうなという感じでの終わり方です。

また、同じクラスに同姓同名の藤井樹がいるか?とか、渡辺博子と成人女性の藤井樹の2役を中山美穂さんがやっているのですが、髪型もほぼ同じで区別があまりつかないとか、突っ込みどころがありますが、とにかく雪とかの映像がきれいで瑞々しいです。

ちなみに、男藤井樹の少年時代役の柏原 崇(かしわばら たかし)さんは離婚後、ドラマで共演した内田有紀さんと長らく交際していたのは有名ですが、現在は俳優業を引退し内田さんのマネージャーに転身しているそうです。

現在は裏方に徹しているため、表に出ることは一切拒否しているという事です。


柏原さんは路上にはみ出し駐車をし洗車していた人物とのトラブルで、傷害事件を起こしたこともあり、リアル男藤井樹を地で行ってますね。

また、女藤井樹の母役で、古いファンなら「サインはV」のジュン・サンダース役でおなじみの范 文雀(はん ぶんじゃく)さんもこの映画から7年後の2002年に病気のため54歳で亡くなられてますね。

ともかく映画「Love Letter」は何回でも観れますので、ファンは必見です。

それにしいも、ミポリン早いなーー。
長い人生、いろいろあったと思うけど…。


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