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行動を止める思考〜サボタージュの扱い方について〜

コーチングを学んで良かったことの一つに
「サボタージュ」「ホメオスタシス」という言葉が知れたことがあります。

日本語にすると「恒常性」

無意識に変化を嫌う心理のことです。

今日はサボタージュについて

無意識に行動を止める心の声

皆さんは何かにトライしようと思った時にどんな心の声が出てきますか?

後でもできるからいっか。
今すぐじゃなくてもいいよね。
誰かの気を悪くしちゃうかもしれないし…

こんな心の声聞こえてたりしませんか。

これをコーチはサボタージュと言います。

僕たち人間は狩猟民族の時は変化しなければ生きていけませんでした。
狩りをしたら住む場所を変え、安全な場所や食べ物がある場所を探し続ける。そんな生活です。

ですが農耕民族になって劇的に変わったことがあります。

畑を耕し、肥料を与えていれば
飢え死にしなくなった

ということです。

農耕民族になったことで、人類は劇的に人数を増やし、コントロールできる生活を手に入れました。
ここで出てきたのが
変化しないことが生きることにつながる
という本能的な心理です。

サボタージュは悪いものではない

大事なのはサボタージュ、行動を止める心の声は悪いものではないということです。
明日ご飯を食べるために、今日と変わらず生きるために、本能が僕たちに「ちゃんと考えよ!」と言ってくれているだけです。
大切なのは「自覚すること」です。

サボタージュの扱い方3つ

では自覚した上でサボタージュをどう扱うか。
代表的なものを3つ紹介してみます。

①無視する
シンプルにサボタージュの声を無視します。
なんとなくやりたくないなぁという言葉は本能だ!と思って行動をとにかく進める。です。
心の声を意思の力で乗り越えるイメージです。

②受け入れる
やらないということも一つ手です。前述の通りサボタージュは「今を生きるための心」の声です。
自覚した上で不安な行動は行わない。というのも僕らは選ぶことができる行動です。

③対話する
今あなたがやろうとしていて,迷っていること。それを止めている心の声を書き出してみてください。

悩み:「転職」
心の声:「給与が下がるのではないか」「できることがないのではないか」
あなたの声:「給与が下がる不安はなんだっけ?」「どんな状態になることを望んでるんだっけ?」

そんな風に自分の心の声を理解していってあげてください。
ただ悶々とするのは辛いですが、望んでいることが明確になるだけでも選択肢の幅は広がります。

悩むということは、今のままでもいいはずのことに立ち向かい、成長するということです。

そんな自分を責めずにいっぱい悩んだり、心の声に気づいたりしてみてください。

何かお役に立てれば幸いです。

まさよ

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橋本暢資 多動脳コーチ(PCC)
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