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膝関節37 人工膝関節置換術と術後感染
おはようございます。
一日は86400秒で構成されていることをたまに再認識する塗山正宏です。
今回のテーマは
人工膝関節置換術と術後感染です。
人工膝関節置換術後の術後合併症のひとつに術後感染症があります。
術後感染症は人工膝関節置換術後の合併症のなかでも、一番起きてほしくない合併症です。
一般的には発生率は1~3%程度と言われています。
人工股関節置換術に比べると若干発生率は高くなっています。
もし、感染症を発症した場合には基本的に再手術が必要になります。
関節の中を十分に洗浄することが必要です。
洗浄しても感染が再燃する場合には人工関節の抜去が必要になります。
抗菌薬が含まれている骨セメントを充填し、感染症が沈静化してから再度人工関節を入れなおします。
このように複数回の手術が必要になるため、人工膝関節の感染は怖いのです。
患者さんも困りますし、私も困ってしまいます・・・(涙)
私は感染症を起こさないように、細心の注意を払うようにしていますが、完全に予防することは困難です。
ただ少しでも感染症を起こさないように、気を付けていきます!!
本日のまとめ
感染症を起こさないように手術では常に細心の注意を払う
「み、み、みんなぁ~~~、起きろ~!!」
ドラゴンボールを集めて、願い事を叶えたい整形外科医の塗山正宏でした。
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