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#佐賀

『夕陽を飲めば』

『夕陽を飲めば』

ワイングラスに 夕陽を透かし
乾杯をして 夕陽を飲めば
二人の夜が 動き出す

無駄な言葉は いらないさ
ただ口づけを 交わしたらいい
魂と魂が
ぶつかりあって 交わって
ぐるぐると一つになれば
もう神でさえ 俺らのことを
離したり 出来ないさ

※この詩はかなこさんの写真をみて思いつきました。以下がかなこさんのその時の記事です

『椿の涙』

『椿の涙』

濡れた椿から
落ちる滴は
未練が降らせた
切ない雨ね
抱いて抱かれた
冬の夜が恋しいわ
もしもあの時
涙流して
縋りついたなら
今もまだ
隣にいてくれたかしら
ねぇ あなた

『青い鳥』

『青い鳥』

鉛の雨が降るこの街を
籠の中見つめてた
俺の翼は折れていて
飛び方も忘れてた
幸せ運ぶ青い鳥
そう呼ばれてたはずなのに

助けてと呼ぶ声は
虚しく響き消えるだけ
気付いてと呼ぶ声も
虚しく響き消えるだけ

『愛』

愛という言葉が
この世界になかったら
その気持ち
あなたなら
どうやって伝えますか?

キスで伝えますか
ハグで伝えますか
手話で伝えますか
絵で伝えますか

あなたなら
どうやって伝えますか

『ショパンのリズム』

『ショパンのリズム』

君の涙に
雨のリズムがシンクロする
まるでショパンのように

心からの涙は
美しいものさ
だから心の向くままに
今は泣けばいいよ

『パズル』

『パズル』

私の探してる
パズルのピースが見える
あなたのその手の平の中に

これを恋と呼ぶのか
愛と呼ぶのか
分からないけど
あなたが必要なんです
私のパズルは
あなたの優しさなしじゃ
完成しないんです

『フランチェスカ』

『フランチェスカ』

見上げる空に一際弱く
輝く星を見つけました
怖がらなくていいよ
僕が守るから
ずっと側にいてあげる

踏まれた花にそっと手を添え
泣いてる君を見つけました
悲しまなくていいよ
水をあげるから
きっとすぐに咲けるはず

だから泣かないで
僕の心が土砂降りだった時
君の絵顔があったから歩けた

見上げる空に一際弱く
輝く星を見つけました
怖がらなくていいよ
僕が守るから
ずっと側にいてあげる

『突き抜けてゆこうよ』

『突き抜けてゆこうよ』

昨日の自分より
今日の自分を信じたいと
思わないかい
眩し過ぎる太陽も
君を待ってるよ
だから太陽に
向かう準備をしてほしいんだ
もしまだ怖いなら
いつでも教えてよ
僕はずっと側にいるからさ

一緒に突き進んで
突き抜けてゆこうよ
一緒に突き進んで
突き抜けてゆこうよ

『僕たちは』

『僕たちは』

浜辺で叫ぶ少女が一人
その声波に消されてくけど
僕の心に刺さってた
一生消せぬ傷を持ち
闘い続けもがいてる
少女も僕も変わらない
僕たちは前を向き
進むため叫ぶんだ
そのことを咎めたり
邪魔したりしないでほしい

『朝』

『朝』

あなたの隣で
眠っていたはずなのに
気づけば私は
小鳥になっていた

あなたはまだ知らない
肩の小鳥が私だってこと
どうしてこんな事に
なったのか分からないけど
あなたが微笑み
語りかけてくれるから
暫くは小鳥のままでも
いい気にさせられる

『祈り〜どうか安らかに〜』

『祈り〜どうか安らかに〜』

少し書き直しました。良かったら読んで見て下さい

あなたを亡くした悲しみで
俺の魂は彷徨い
海へ飛び込み暴れてる

俺の魂はやがて海を燃やし
いずれ枯らす
それでも悲しみは癒えず
あなたを探し
宇宙へと旅に出るが
決して会う事はできない

『これが死なんだ…』

そして気づく
会うことができないからこそ
祈るのだと
あなたよどうか安らかに
どうか安らかに

『祈り』

『祈り』

今回は少し前に載せた祈りという作品を載せます。
悲しくなるので理由は書きませんが、弔いの一つになればとの思いで載せます。

『祈り』

あなたを亡くした悲しみで
俺は魂を海に放つ
俺の魂はやがて
海を燃やし
いずれ枯らす

それでも悲しみは癒えず
あなたを探し
宇宙へと旅へ出るが
会うことは出来ない
それが死である
そして気づく
会うことが出来ないからこそ
祈るのだと
あなたよどうか安らかに
せめ

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