採血とバジルと子どもの成長

先日、長男アキラが、

「なんか…心臓が痛い」

と、言い出しました。

え❗❓　心臓❗
大丈夫❗❓

アキラは小さい頃にも、一度「心臓が痛い」と言い出したことがあります。
その時は病院で診てもらうと「心臓はなんともなくて、お腹が空いてただけ」だったことがありますが、

さすがに、もう成人しているので、そんな間違いはないでしょう😅

となると、親である私が30代で急性心筋梗塞になったことがあるので、そっちの危険性が心配です。

そこで、念のために病院で診てもらうことに。

まずは問診。
その後、血圧や心電図などを計測されたアキラですが、

「もうっ、心電図も血圧も測るの気持ち悪かったしっ！！」

と、ブリブリしながら診察室から出てきました😅

え？
アキラ、血圧測れたの？
すごいじゃん❗😆

というのも。

昨年、私が「やばい、また心臓が痛いゾ」ということがありまして、

それ以来、家庭用の血圧計を買って、家でも血圧が測れるようにしたんですけど、それを見たアキラが、

「ボクも測ってみたーい」

と、試したところ、ぎゅーーーーっと締め付けられる感触が耐えられない…と、ほんの1分程度もじっとしていられず、あわわわわあわわあとモゾモゾ動くので、何度測っても、途中で、

「エラーです」

「エラーです」

「エラーです」

と、やり直しを命じられ、結局一度もちゃんと血圧を測れたことがなかったんです😅
（おいおい、じっとできなくて血圧が測れない人なんているのか❗❓って思いました💦）

そんな風に家では一度も測れなかった血圧ですが、さすがに病院で看護師さんたちに計測してもらう時には、気持ち悪くて動きたいのを一生懸命ガマンしてじっとしていたようです😆

えらいじゃないか❗

アキラも大人になったなー、と思いつつ、もう1つ心配なことがあります。

それは採血😅

心臓の様子を調べるためには、恐らくこの後、採血もされるはず。
血圧測っただけでこんなに怒ってるのに、採血も…なんて言ったら、嫌がって病院から逃げていくかもしれません💦

来る前にそんなこと言ったら、そもそも病院にも来なかった可能性が高いので、最初から本人には「採血あるかも」ということは言ってませんし、気取られないようにしています😅
（アキラを育ててきた母の知恵）

そういえば、2歳検診の時に（どういう経緯だったかは忘れましたけど）オムツ一丁で雄たけびをあげながら病院の待合室からアキラが逃げていったことあったなー。
その病院が入っているオフィスビルの長い廊下。
子ザルのように全力で逃げていくアキラを一生懸命追いかけて捕まえたことあったなぁ、と､思わず古い記憶が蘇ってきました😅

まさか…また、そんなことにはならないよねぇ。
さすがに成人してるしなぁ。
いや、でも、アキラだから…ありうるかも。ドキドキ…。

まさか、ね💦

そして、再び呼ばれたアキラ21才。

母はドキドキです。

しばらく待っていると、またアキラがブリブリ怒りながら出てきました😅

「血ーー、取られたっ❗❗❗」

あ、やっぱり採血されたんだ😅

「もー、痛いんだけどっ❗」

母は（やっぱりな、と思いつつ）「えっ、そうだったの〜！？」「知らなかった〜」というビックリ顔で、

「あらら〜、採血があったんだねぇ」
「痛かったねえ」

と、すっとぼけ。

ごめん、アキラ。
母ちゃん、知ってた😅

「でも、採血したらしっかり悪いところがないか調べてもらえるからいいじゃん。もう終わったから痛くないでしょ？？」

と、気分をそらそうとしても、

「痛い､痛い､まだ痛いもんっ！
ここが痛いっ！」

相変わらず見た目は大人、中身は子どもです😅

そして、しつこく、

「もうっ！　採血があるんだったらボク来なかったのにっ！」（←やっぱりな💦）

と、ブーブー怒っております。

アキラは怒ってるし、痛がってるし、ホント申し訳ないんだけど、さっきから母的には、

「ああ、採血って言われて、
嫌なのに逃げなかったんだぁ。

すごいなあ。
えらいなあ。
がんばったなあ」

と、子どもの成長をしみじみと感じ、嬉しくてしょうがないのです💕
ヘタすると笑いがこみ上げそうになるのを必死に押さえてました。
（笑ったら余計怒るし💦）

だって、かなりの確率で採血を断って出てくるかと思ってたんだもん😅

「わかった、わかった。
よし、じゃあがんばったから、オヤツ買ってあげよう💕（←子どもか）」

「何がいい？　じゃがりこ？　ガリガリ君？（←子どもか）
何でも好きなの買ってあげるから🌟」

なんとか、アキラの好きなじゃがりこかガリガリ君でごまかそうかと思いましたが、なかなかごまかされません💦
さすが成人。

すると、

「オヤツはいらない。
お腹空いたから何か食べたい」

と、言うので、中途半端な時間ではありましたが、近くのカフェに行ってご飯を食べることにしました。

アキラは、カレーとピザトーストで結構ガッツリ食べる様子。

私は小腹が空いてたけど、甘いものの気分じゃなく、なぜか「豚まん」があったので、それを注文しようと思ったのですが、あいにく品切れ中。

で、ふと、アキラのピザトーストのメニュー写真を見ると、トーストは2枚あって1つはトマトソース、もう1つはバジルソースがかかってるっぽい。

あれ？　アキラ、バジルなんて食べられないんじゃない？？
（アキラは野菜嫌いです。香味野菜系ももちろん）

ということは、きっとバジルの方はいらないって言うはず。
よし、私がそれをもらって食べちゃおう💕
ちょうどいいじゃないか💕

と、思って注文したのですが、私の思惑に反して、アキラはバジルソースの方もバクバク普通に食べてます。

「あれ、アキラ…バジル大丈夫なの？？」

と、聞くと、

「え？　食べられるけど」

えー❗
そうなんだ。

てっきり、

「これイヤだから母ちゃん食べて」

って言われると思ったのに。

なんとまあ。
アキラ、大人になったんだねぇ。

採血だけではなく、こんなところでも、子どもの成長を感じてしまう母なのでした。

そして、母の思惑に気付いたのか、チラッとこっちを見て、

「…あげないからね」

と、ピザトーストは一口も分けてくれませんでした😱

その点は全く大人の所作ではありません。
ちっ😑

あー、私も何か食べたかったんですけどー。
コーヒーだけじゃ足りないんですけどー😱

こちらの記事にたくさん♥️いただきました。読んでくださっている皆様、いつもありがとうございます😊