何党系の会派かってすぐにわかる?2
前回に続き、何党系の会派かってすぐにわかる?について述べます。
今回は、分かりにくい会派名について。
会派名は何故わかりにくいのか
会派名は何故分かりにくいのか。
子どもの頃から疑問でした。
何々党何々市議団、で一律にすれば良いのに。
そう思っていました。
しかしながら、単純ではないのが市議会です。
会派の成り立ちによって異なってきます。
自民系の会派
分かりにくい会派名というと、思い浮かぶのは、かつての自民系会派です。
令和はそうでもないですが、昔は大規模な会派によく見られました。
なんたら会という派閥のような名前の会派です。
清和会や宏池会のような名前ですね。
かつて、地方議会における自民は、意見の違いによって、会派を分けていることがありました。
自民一強で、中選挙区だったから。
自民に一体感はなく、バラバラでした。
ゆえに、自民党の市議は派閥政治のように会派を分け、争っていました。
会派名も派閥のような名前でした。
小選挙区比例代表並立制になって以降、合併して自民党何々市議団というところが増えてはいますが、かつてはそうだったのです。
現在でも、隠れ自民や第二自民の市議が、派閥のような名前の少数会派であることがあります。
自民は派閥のような会派名が好きなんでしょう。
立国系の会派
現在、分かりにくい会派名は、立憲または国民の会派が多いと思います。
平仮名や片仮名、あるいは、何々クラブが多いという印象です。
緑風会や新緑風会を名乗るところもありますね。
衆参と違い、立国一体となり一定規模の市議会もあれば、衆参以上にバラバラで、小規模な会派が乱立するところもあります。
市議会の場合、立憲や国民というより、旧民社のイメージの市議が一定数います。
現国民よりも旧民社のイメージ。
企業城下町の組織内候補にはそういうイメージがあります。
勿論、立憲を前面に打ち出す市議もいます。
立憲の市議は分かりやすく、党県連の役職があることが多いです。
ただ、立国が分かれていることもあり、そして、無党派の票田を狙うこともあり、分かりにくくはなっています。
超党派の会派
最も分かりにくいのが超党派の会派。
政策で組んでいると、建前としては言います。
それは如何なる会派でもそうです。
けれども、何らかの理由、党本部だの党県連だのとの関係で組まれていることがあります。
私はあまり良いイメージがないです。
また、自民と立憲の相乗り候補から市議に転じた人々もいて、良いイメージにはなりません。
相乗り候補の一時的な居場所になったところで、いずれは大規模会派に行くでしょうから。
幅広い支持を集めるのは大事です。が、後出しで大規模などこかに属することになるでしょう。
良いイメージになることはないですね。
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