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乾燥肌問題に効く食べ物

前回、乾燥肌問題について述べました。

今回は「では、どうするか」について述べます。

乾燥肌問題に効く食べ物とは何か

乾燥肌問題に効く食べ物とは何か。
調べるとすぐに出てきます。
(なんでGoogleChromeは出してこないのか。)

上記の著者、小児科医の伊藤明子さんは、以下のように述べています。

 ある日、次のお悩みを抱えて患者さんが来院されました。

【悩み】
小学校1年生の女の子。
いつもガリガリと自分で体のあちこちをかいている。
全身が乾燥していて触ってもしっとりしていない。

 次のように診察、回答しました。

【回答】
視診と触診で全身に乾燥が見られ、血液検査ではDHA、EPA、亜鉛、ビタミンDが低値であることがわかった。
保湿と保護の2種類の外用薬を処方。さらに食事指導で魚、とくに青魚をできれば毎日食べるようすすめた。いきなり魚を毎日食べるのは難しいのでDHA、EPAオイルをみそ汁などに混ぜて、600mgほど摂ってもらうようにした。
※該当食品にアレルギーがある方は医師にご相談ください。

【経過】
処方から3か月後の再診では皮膚の乾燥が改善していた。DHA、EPAのオイル、外用薬を継続し、さらに3か月後には、皮膚がもっちりしてきた。

上記リンクより筆者引用。

乾燥肌は外側からも大事。内側からも大事。

外側には外用薬が処方され、内側には内服薬ではなく食事指導が為されています。
食事療法も内側からの治療の一つです。

この患者さんは実際に効果が出ていますね。
魚、特に青魚が良いのです。

御本人の解説はこうです。

 皮膚の乾燥は、皮膚バリアが傷ついている状態なので、アレルゲン(アレルギーの元の物質)や病原体などが皮膚から体内に入りやすくなっています。また、乾燥を放置するとアレルギーや不調を起こしやすくなります。しっかり対策を講じていきましょう。

 この患者さんの場合、血液検査でDHA、EPAが低値であることがわかりました。DHA、EPAは青魚に含まれるオメガ3系脂肪酸です。オメガ3系脂肪酸は心身によい作用をもたらします。もちろん皮膚への効果も大きく、不足・欠乏すると皮膚の乾燥や炎症の原因になります[*117]。
 DHA、EPAをしっかり摂り、カラダの中からも皮膚の乾燥を改善していきましょう。

 乾燥肌とビタミンDの不足・欠乏も関係性がはっきりしています。ビタミンDのサプリメントの摂取も健やかなお肌のためにお忘れなく!

同上。

医学的な知見に基づいた話なのです。

青魚の鯖

青魚で特筆されることが多いのは、鯖です。
DHAとEPAの含有量に優れているからです。

https://www.suntory-kenko.com/sp/contents/brands/dha/meal/mackerel/

上記リンクより筆者引用。

魚以外からでも摂取できはします。
けれども必要量の摂取にはなりません。

https://www.suntory-kenko.com/sp/contents/brands/dha/meal/except_fish/

上記リンクより筆者引用。
同上。

ビタミンDの鮭

一方、ビタミンDで特筆されるのは鮭です。

上記リンクより筆者引用。

ビタミンDを多く含む食品は限られています。比較的含まれている量が多い食品は、魚類です。きのこ類、卵、肉類からも摂取できますが、含まれている量は魚類に比べると多くはありません。

上記リンクより筆者引用。

魚であれば目安量は一日一人分です。
魚以外から目安量を摂取しようとしてしまったら栄養過多になってしまいます。

ただ、脂溶性ビタミンであるため、焦っていてもいけません。

ビタミンDを多く含む食品を見ると、魚から摂取する割合が多いことが分かると思います。そのため、魚を食べる頻度が少なくなると、ビタミンDの摂取量が不足する傾向があります。1日でビタミンDの目安量を満たすことも重要ですが、1日で満たすことができない日もあるかもしれません。脂溶性ビタミンで、体外に排泄されにくい特徴もあるので、数日間を通して満たせているかの確認をすることが重要だと思います。

同上。

水溶性ビタミンは体に貯めておけないため毎日の摂取が効率的になります。
が、脂溶性ビタミンであれば数日ぐらいはOK。
数日間で数日分摂取できていれば良いのです。

魚を食べよう

私は乾燥肌なので、魚を増やそうと思います。
毎日と言わないまでも、毎週少しずつ。

特に鯖と鮭ですね。
嫌いな味でなくて良かった。
(魚には嫌いな味のものがないのですが。)

味が好きな食べ物で健康に良いなら、我慢せずに済むため、万々歳であると思います。

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