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御洒落をするとは何か1
前回、私はこう述べました。
「御洒落をするとは何か」でnoteを書くほうが、私には楽な気さえしてきます。
本当に楽か、試しに書いてみましょう。
「御洒落をしてきてください」とは何か
御洒落でない服で来るな
「御洒落をする」とはそもそも何か。
その前に「御洒落をしてきてください」とは何かについて述べます。
「御洒落をして、きてください。」
「御洒落をしてきて、ください。」
どちらでも大して意味は変わってきません。
確実に言えるのは「御洒落でない服で来るな」ということです。
縛りなんですよね。縛りでないようで縛り。
所謂ドレスコード(服装規定)は、事細かに設けないけれども、個々人の判断で、御洒落であると判断したものを着て来い、わかったね。
これが、「御洒落をしてきてください。」の意味するところです。
御洒落でない服で来るな、と完全に同義です。
ドレスコードのある場所
日本は、所謂ドレスコードの設けられた飲食店が限られているため、御洒落でない服でどこにでも行けます。
「服を買いに行く服が無い」というのは、ただの思い込みに過ぎません。
「御洒落をしてきてください。」と言われること(縛られること)なんて、滅多にありません。
そんな日本で、流石に御洒落をしていかないと、なんぼなんでもマズイだろう、と思わせるのが、少し良い場所の少し良いパーティです。
アパレル関係者は「結婚式の二次会など」というふうに表現します。
結婚式の二次会?
しかしながら、です。
結婚式の二次会だけに呼ばれるってありますか。
ギリギリまで用事がある場合もあるでしょう。
けれども、それなら、着替えるために一旦帰り、御洒落にしてから出発する余裕は無いでしょう。
アパレル関係者が「結婚式の二次会など」と表現するものは、結婚式の二次会では無いのです。
あくまでもイメージ。
結婚式の二次会にいそうな感じの、御洒落な人のような、そういうイメージの人が着ている服装を着る場所ということです。
縛りのある場所
ではどこなのか。
結婚式の二次会では無いなら、どこなのか。
「御洒落をしてきてください。」という、縛りをかけられた場所です。
「折角ですから御洒落をしてきてください。」
そんな場に行く羽目になった時なのです。
少し良い場所の少し良いパーティに、行く羽目になるなんて中々ないため、二次会だけに呼ばれるという不思議な状況で例えられている、そういう表現となっている、と見るべきです。
「御洒落をしてきてください」とは
ここまで述べてきて、冒頭に戻ります。
「御洒落をしてきてください」とは何か。
「御洒落でない服で来るな」とは何か。
ドレスコードは無いけどドレスコードのある場所みたいな服で来い、ということです。
「忖度して来いよ、わかったね。」なんです。
スマートカジュアルで来いよ、というのが隠れているのだ、と考えておけば間違いないでしょう。
次回も続きを述べます。