御洒落をするとは何か2
御洒落をするとは何か、についての続きを述べていきます。
前回、「御洒落をしてきてください。」について述べました。
その上で、ドレスコードは無いけどドレスコードのある場所みたいな服で来い、というのが、もしくは、スマートカジュアルで来い、というのが、隠れているのだ、と結論づけておきました。
今回は、スマートカジュアルについて述べます。
特に、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルとの違いについて、述べていこうと思います。
スマートカジュアルは難しい
スマートカジュアルとは
スマートカジュアルとは「折角ですから御洒落をしてきてください。」と要求された場所に行く時の「御洒落縛り」のある服です。
アパレル関係者やアパレルライターがそれぞれ、ビジネスカジュアルだのオフィスカジュアルだのの類義語として用いているようですが、私はその定義では不親切だと思います。
(不適切ではなく不親切です。)
スマートカジュアルは、スマートが絶対です。
故に、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルとは明確に分けて捉えるべき概念です。
ビジネスカジュアルだのオフィスカジュアルだのだなんて、所詮は、クールビズやウォームビズの類義語でしかありません。
誰か(特に、高齢男性)の顔色を伺いながら、忖度でしたりしなかったりするようなものごときとは、土俵が違うのです。ルールが違うのです。
次元の異なる、異次元の服装です。
ビジネスにもオフィスにも「御洒落縛り」なんて無いのですから。
駄目なアイテムは被る
スマートカジュアルをする場所は、端的に言えば「ドレスコードは無いけどある場所」です。
定められたドレスコードは無いけれども、忖度でドレスコードがある場所のように服を着ていく、そんな場所なのです。
「御洒落縛り」だけであるなら、ダメージデニムでも良いはずです。けれどもスマートカジュアルではダメージデニムは認められていません。
スウェットパーカーも駄目。どんなにカッコイイものでも、有名大学のものでも、全部駄目。
有名メーカーの戦前モデルの超高級品であろうと駄目なものは駄目なのです。
駄目なアイテムがビジネスカジュアルやオフィスカジュアルと被ってくるため、紛らわしいです。
が、それでも、ビジネスカジュアルだのオフィスカジュアルだのと一緒には出来ません。
着る場所が違うからです。
ビジネスやオフィスは「御洒落縛り」の場所ではありません。
ビジネスカジュアルは分かり易い
ビジネスカジュアルは分かり易いんです。
分かり易くなった、と言うべきでしょうか。
MBさんの御功績であろうと思います。
カジュアルアイテムとドレスアイテムがある。
5:5を7:3にすると御洒落。
7:3を8:2にするとビジネスカジュアル。
極めて分かり易い話なんですね。
ビジネスカジュアルはポロシャツもOK。
かりゆしウェアもOKなんです。
ビジネスカジュアルはスーパークールビズとほぼ同一のものと捉えて良いと思います。
(環境省はポロシャツ可の指針を出しています。)
けれどもスマートは分かりにくい。
8:2を9:1にしてビジネスカジュアルからスマートカジュアルになる人はいます。(漫画のように)
ただ、9:1にしただけではスマートカジュアルにはならない人もいる。そこが難しいのです。
リンク
クールビズやウォームビズをしたりしなかったりするのは何故か、についてはこちら。
ウォームビズは「しなかったり」のみです。
MBさんとスマートカジュアルについては文章より漫画のほうが良いと思います。
特に5巻がスマートカジュアル中心です。