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『感情の輪』とは?

「人間の感情の種類は?」と問われたら、

・喜
・怒
・哀
・楽

と答えるだろう。

しかし、さらにそれらを細分化したものがある。

以下が感情の一覧

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例えば、安心は「楽」であり、不安は「哀」であり「怒」かもしれない。
冷静は「楽」であり、焦りは「怒」かもしれない。

「シャーデンフロイデ」とは、自分が手を下すことなく他者が不幸、悲しみ、苦しみ、失敗に見舞われたと見聞きした時に生じる、喜び、嬉しさといった快い感情。(他人の不幸は蜜の味的な感情)

「サウダージ」とは、郷愁、憧憬、思慕、切なさ、などの意味合いを持つ。一つの単語で言い表しづらい複雑なニュアンスを持つ。

感情の輪

医学者であり心理学者でもある、アメリカのロバート・プラッチクは、「感情の輪」を提示した。これは8つの基本感情と、二点の組み合わせからなる8つの応用感情から成り立つ。

『感情の輪

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

このように、人間の感情は複雑に絡み合い構成されており、単純に喜怒哀楽だけでは、かたずけられない。

例えば、「喜び」+「信頼」で構成されており、服従「信頼」+「心配」で構成されている。

誰かに強い怒りを感じたり、誰かをいつまでも許せなかったりする心の中は、複雑に感情が絡み合い構成されていると考えられる。

目を閉じて、自分の感情を一つ一つひも解いてみると、思いがけず隠れていた感情に気づくことがある。

だと思っていたものが、実は服従だったことに気づかされたり、相手に対する怒りの原因が、実は自分に対する不安であったり、誰かをいつまでも許せない原因が、実は自分に対する不信であったりすることもある。

「感情の輪」の中に入り、自分を客観的にのぞいてみる。ただ目を閉じ、息を整え、ゆっくりと。




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