晩秋かわはぎで「お造り」。もいいけど、本当においしいのは、、、
夜ごはんのお話
晩秋の「かわはぎ」。
きれいで透き通るような身。
ぽん酢とかわはぎの爽やかさな香り。
ついついお酒が飲みたくなるような味わい。
身を食べ終わった後で作る料理がまた格別。
本日のお品書き
かわはぎのお造り
やまと芋のとろろ
あおさとしめじのお味噌汁
焼きしめじと水菜のサラダ
◯ かわはぎのお造り
秋から冬にかけておいしくなる「かわはぎ」。
たっぷりと肝を蓄える時期。ふぐに負けないほど、おいしいと教えられていました。
スーパーへ行くと、珍しく陳列されていました。
1匹丸々売っているなんて。
こうなると買わざるを得なくなる性。
鮮度は悪くなさそうなので、
肝を添えて、お造りを作ろうと企みました。
膨らんでいるお腹。
おちょぼ口でかわいい見た目の「かわはぎ」。
想像するだけで高まる肝への期待。
いざ捌いてみると、お腹にはたっぷりの肝。
でも、肝が溶けかかっていて、とても生食で食べるのは難しそう。
ちょっと悲しくなりながらお造りを作ることに。
透き通って綺麗なかわはぎの身。
肝を盛り付けるところには、大葉とゆずの皮。
少し寂しい感じがします。
ぽん酢にゆず皮を加えて、身をくぐらせる。
なんとも言えない綺麗な身。
かわはぎの爽やかな香り。
ぽん酢の爽やかな味わい。
白ごはんではなく、日本酒が進む味わい。
ほんとにかわはぎは好きですね。
つぅるっとした口当たりのいい食感の「あおさ」。
ほのかに香る磯の香り。
最近のお気に入りのお味噌汁の具です。
◯ やっぱり肝を食べたい
食後に少し物足りなく感じてしまって、
かわはぎのあらで「潮汁」を作ることにしました。
「潮汁」とは、「魚のあら」と「塩」で作るシンプルなお吸い物。このお吸い物がシンプルでおいしいので、魚のあらがあるときは作ることが多いです。
「やっぱり肝も食べたい。」
ということで、肝入り「潮汁」を作ることに。
「あら」と「塩」、「水」で作ったとは思えないほどの味わい。
骨から出汁が出ておいしいんですね。
あらも思ったより可食部があるので、お刺身とは違った味わいを楽しむことができます。
濃厚な肝の味わいは、一度食べると、虜になるほどおいしい部位。まるでかわはぎのうま味がすべて詰まっているかのよう。
○ 材料 ( 1 人前 )
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かわはぎのあら : 1 匹分
かわはぎの肝 : 1 匹分
水 : 400 ml
塩 : 適量
○ ポイント
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あらを湯引いて、掃除する
あらを湯引くことで、血を固めてたり、表面のぬめりを取り除くことができます。血やぬめりは、臭いの原因となるので、出汁を取る前に汚れを取り除いておきましょう。
○ 作り方
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1. 食材の下処理
中骨や腹骨など、お刺身をするのに不要な部分にお湯をかけて、綺麗に掃除をします。
2. 味を整える
鍋に水と湯引いたあらを入れて、弱火で温める。
アクを取りながら、沸き立たないくらいに火を弱める。
肝を入れて、火が入ったら塩を入れて味をととのえる。
盛り付けて完成。
まとめ
秋から冬にかけて旬を迎える「かわはぎ」。
お腹いっぱいに蓄えている肝。
今回紹介した意外にもお鍋の具材にも最適なので、見つけたら購入してみてはいかがでしょうか。きっとお気に入りの魚になるはずです。
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