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#1【目標設定】レゴ®シリアスプレイ®で体感する「7つの習慣セルフコーチング」 。

こんにちは。先週から出張続きで昨日も夜に名古屋から戻ってきました。かなり身体の重たさを感じるようになりました。体重のことではありません。


フローを実現できなければ意味がない。

第二回目となる今回は「目標設定」。実はその前に練習のパートが存在します。以前からも書いているように、レゴブロックに馴れている方とそうでない方がいらっしゃる。LSPメソッドの信念でもある「すべての人が等しくフローを実現できなければ意味がない」ので、このパートはとても重要です。

約一時間を使ってレゴブロックの利用方法、作ってから考えるとは何か、そしてストーリーテリングの面白さを知ってもらいながら、スキルレベルとチャレンジレベルを徐々に上げていき、終わる頃にはフロー状態になってもらう。いくらメソッドが良くても入り込めなければ効果を実感できないのだ。

問いは「何か」「何が」「何を」。

さてここから本題に入っていきます。まずは少し時間を取ってこのワークショップの説明と7つの習慣の概略を説明する。講義内容は割愛するとして、ここで重要になってくるのが「問いのフレーズ」でもある。LSPも7つの習慣セルフコーチングも同様だけどできる限り「なぜ」を使わないようにする。

例えば「このブロックには何か意味が存在しているか」「何がその色や形を作っているのか」という問いは、人の潜在意識に深くアプローチしていく。日本語表現が難しいのはWhyもWhatもHowも同じように使えてしまうところ。だからこそ敢えて「何か」「何が」「何を」を意識していくようにする。

Work1「自分の目標とそれに対する課題」。

ここからが本番ワークになっていく。Work1でレゴ作品化していくのは「自分の目標とそれに対する課題」。自分自身の現状より先にまず今の問題点にアクセスする。人は何らかの目標(更に言えばその目標を目指すための信念や目的もある)を持っている。それがどうなりたいのかを作ることになる。

若者にコーチングをおこなう際、目の前に存在するトゲ

今回のレゴ作品は若者へのコーチング。そこには緑色の草が生えているようにも見えるが、これこそトゲ。年齢の差なのか、それともマインドセットの差なのか。それらの課題が無数に飛び出している様子がよく分かる。それでも自分自身(右)の頭には花が咲いており、明るい未来を予見している。

定性と定量。対話で更に明確となる目標と課題。

ここでは特に「自分をXXのようにしたい(定性)」と「XXの目標を達成したい(定量)」の二分類が現れてくる。今回の場合だと「目の前に存在する無数のトゲを取り除きたい」という定性だとわかる。逆に定量となると、例えば売上額で超えたい数字や乗り越えるべき課題数が明確になっているケース。

実際は4名程度のグループになりお互いの作品をシェアしあう。投げかけられる質問から自身の課題が更に浮き彫りにされていく。今はセルフワークなので質問もマイセルフ。それでも眺めているだけで、手が導き出したレゴ作品に向けた真摯な対話が生まれる。こうして目標と課題が明確にされるのだ。

「説得されても人は変わるものではない。誰もが変化の扉を固くガードしており、それは内側からしか開けられない。説得によっても、感情に訴えても、他人の扉を外から開けることはできない」
あなたが自分の「変化の扉」を開き、「7つの習慣」に込められた原則を深く理解し、実践する決心をするならば、いくつかの素晴らしい成果を約束できる。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣 人格主義の回復」
「第一部:パラダイムと原則」 この本がもたらしてくれること より引用

言い得て妙。より良い質問を受け、自分自身で内省することからしか、変化は生み出せない。これはジョハリの窓にも通ずる。

最後に。

ここから7つの習慣セルフコーチングの本質へと深く潜っていく。きっと、自覚・想像・良心・意志というストーリーテリングの前の静けさをこの目標設定フェーズで感じることだろう。目標と課題さえ見つかればまさに「段取り八分」。このあとの工程が光り輝くものになるはず。期待をしてもらいたい。

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