レゴブロックによる「現在地調査」(2025年1月度)。
こんにちは。三日間の九州出張が終わり、ゆったりとした朝を迎えている。声を出すことが多かったので喉がかなりやられていてのど飴が欠かせなくなってしまった。
九州3Days。
この九州への旅はワークショップ2件、採用イベントそして大先輩との飲み会とかなりなハードスケジュールだった。その中でも採用イベントはほぼ立ちっぱなしの状況でもあったので足がとても重い。「苦労は買ってでもしろ」なんて言葉もあるが、やはり大変だからこその充実感なのかもしれない。
すべてを肯定するわけではないけれど、産みの苦しみとは日本人の特性というか、苦難の先に待っている何かのために戦うというマインドが元来から存在しているのだなと感じる。島国だからなのか、それとも日本の歴史が導くDNAなのか。そんなことを考えてしまう3Daysを堪能してきた気がする。
「現在地調査」開始。
5分という短い時間に手が導き出したので不明点も多いが、ここに表出されているのは多分、大阪で行われたフェスでの出来事だろう。黄色の目玉ブロック三体が、トークショーでの3人。そしてその前にオーディエンスが存在している。三体の足元に桜が咲いている。これはまさに信念理念なのだろう。
オーディエンスの後ろに立っているのは若手サポーター。気づきを得てもらったのではないかという金色のひらめきが輝いている。旗や、手前にはDJが回すターンテーブルなどサッカーと音楽を融合したイベントならではのモニュメント。6時間もの長丁場を超えられたのも情熱の塊があったからこそ。
比較も意識して、先月の作品と並べてみる。
アミーゴと呼べる仲間。
明らかに空気感が違っている。先月の「距離感の払拭」は違う形で違う場所で活かされている。トークショーの三人の距離は明らかに近づいた。影響度合いで言えばかなり自分の道を知った感もある。それが、もしかしたら透明なブロックで表されているとしたら、次のステージを考える材料だと思う。
家族や会社以外にアミーゴと呼べる仲間を多く持つことは、今の世の中でも重要なのだと感じている。そして、もしかすると目の前にいるのはオーディエンスではなく、同い年で、デュオを組んで3曲披露したアミーゴでは無いのかと思い始めている。30年近くの付き合いの中で培ったものはとても多い。
まだまだ老いてはいけない。
改めてだが、サッカーと音楽は人の心を揺さぶる。そのふたつで世界を変えることだってできるのは、世界中でムーブメントを起こそうとする人がいることでも分かる。その記念すべき第1回にアーティストとして参画できたのが本当に嬉しいし、まだ必要とされているのが感じられ、感謝の念しか無い。
X Spaceで語り合ってきた三人。いよいよ180回を超え、200という未踏の地へ足を踏み入れようとしている。苦しいことも多かったものの、こうなるまで続けようとする思いは、やはり、日本という国のマインドであると作品を作ってみて思った。まだまだ老いてはいけない。そんなことを考えている。
最後に。
行き帰りの飛行機で「二百三高地」を鑑賞。戦争映画は見ない派だが、これだけは繰り返し見てしまう。日露戦争最大の激戦地、旅順二百三高地攻略のために多くの犠牲を払った。先程も書いたが、肯定も否定も良いも悪いも言いたいわけではなくただ、日本人として歴史と向き合う必要はあると思う。