
またひとり、セルフコーチが、増えていく。
こんにちは。少し前に無印良品週間がありました。またまた文庫本ノートを数冊購入。引き続きこれからも手書き生活を過ごしていこうと思います。

人は歴史を中心に脳内で整理している。
巷ではまだまだ紙の手帳ブームである。子供の頃から書くことが好きだったのでペンとノートが必需品だったのは以前にも書いた。社会人になってからも「書く」を意識してきたし、それ以上に情報をひとつにまとめていくことにもかなり注力した。これらの本を読んだのも影響しているかもしれない。
同様に奥野 宣之氏の「情報は1冊のノートにまとめなさい」が転換期になったのも言うまでもない。ビジネスとプライベートの境目をなくし、情報を時間軸で管理すること。あの頃、で思い出せるのは多分、人は歴史を中心に脳内で整理しているからだ、という誰かの言葉が鮮烈に残っているからだ。
レゴ作品を記録する。
レゴ®シリアスプレイ®メソッドとは少し離れるかもしれないがレゴブロックで作成した作品は写真や動画で撮っておくことをお薦めしている。最近ではGoogleフォトなどを利用しワークショップごとにアルバムを作っておくことで歴史を遡りながら当時考えていたことを簡単に思い出すことができる。
また、例えば市販のターンテーブルを活用し360度レゴ作品を回転させながら動画で撮影するという場合もある。特にコロナ禍においてのリモートワークショップでは大いに活用した。全員の作品を認定ファシリテーターが隅々まで確認する方法としては非常に有用で便利なツールでもあると感じた。

すべてを曝け出すだけが正解ではない。
ときに記録は生々しい記憶とともに蘇ってくることもあるので注意が必要である。特にレゴ®シリアスプレイ®における作品には、問いによって感情が注入される場合もことのほか多い。他者へ話したくないことも、潜在意識があぶり出された末に作品の一部として表出されてくる恐れは十分にあるのだ。
形は変わるものの7つの習慣セルフコーチング認定コーチのトレーニングでも何度も繰り返し語られる。心に秘めておきたい物事をすべてを曝け出すだけが正解ではない。しかしその領域に行き着いてしまうケースも少なくないためファシリテーターとしてもコーチとしても気をつけなければならない。
セルフコーチが増えていくわけ。
手帳も立派なコーチなのである。自分で書いた手帳の文字はいつかどこかで自分自身に問いかけてくるはずだ。「あの頃はこう書いていたぞ」と。7つの習慣にあるスティーブン・R・コヴィー博士の一文を読んでいると、書くことこそコミュニケーションの原点と呼んでも差し支えがないかもしれない。
あなたは今、私が書いた本を読んでいる。読むことも書くこともコミュニケーションの手段である。話すことも聴くこともそうである。読む、書く、話す、聴く、これらはコミュニケーションの四つの基本である。あなたはこれら四つのうち、どれにどれくらいの時間を費やしているだろうか。効果的な人生を生きるためには、コミュニケーションの四つの基本をうまく行える能力が不可欠なのである。
「第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される」人格とコミュニケーション より引用
ここでも書いたがリアルタイムの手書きはiPadのノートアプリを利用している。このノートアプリ。手書きの文字数やイラストが多くなると動作が極端に遅くなるのが課題だけど。そんな手書きを文庫本ノートへ転記して保管。そりゃ毎日のように自分自身のコーチ、セルフコーチが増えていくわけだ。
最後に。
セルフコーチとの対話はとても大事な儀式だと自分の中では捉えている。彼らからの言葉が今の姿を作り出していると言っても過言ではない。今一度、過去のノートを見直してみようかと思ってはいるが、触手は伸びない。何とも罪作りな「手」である。

レゴブロックでも体感してみてもらえればと思っています。