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内から外へ。応急処置ではなく。

こんにちは。夜の散歩よりも朝の散歩が厳しいとワンコが言っています。急に歩かずへたり込みます。QAH(Q急にーA歩かずーHへたり込む)です。


ゴールデン・サークル理論。

色々考えすぎて悩んでしまうとき、いつもこの動画を見るようにしています(是非字幕を日本語にして見てみてください)。

いわゆるサイモン・シネックの「ゴールデン・サークル理論」です。Why、How、Whatのゴールデン・サークル。その中でもWhyを重要視する企業が成功するという理論。「いま、一体何をしているのだろう」と浮かんだら「Why(なぜ)」を考える。そう、「自分はなぜ、それをするのか」なんですね。

2W1H。

レゴ®シリアスプレイ®ワークショップを設計する際、何度もお客様とミーティングを実施します。対話ではレゴブロックとドキュメントを用い、そして必ず繰り返して確認をしていくのが「なぜこのメソッドを使いたいと思うのか」です。なぜなら、レゴブロックやメソッドが主役ではないのですから。

そこで2W1Hを使いお客様の真の目的を明確にしていく。「そもそもなぜワークショップをおこなわなければならないのか」(Why)「ワークショップでどんな未来を創りあげたいのか」(How)があってこそ「レゴ®シリアスプレイ®メソッドを利用する」(What)という考え方が生まれるのだと思います。

久々の手書きシリーズOUTSIDE INではなくINSIDE OUT

「内から外へ」のアプローチは必要不可欠である。

これはまさに7つの習慣でいう「インサイド・アウト」のアプローチと同じですね。「Why」であれ「個人」であれサークルの中心点(コア)が最も大事なわけです。外から内の「アウトサイド・イン」すなわち、外側の影響に振り回されているだけでは、物事を変えることができないのは明白です。

7つの習慣の「インサイド・アウト」のアプローチはこのようにある。

インサイド・アウトとは、一言で言えば、自分自身の内面から始めるという意味である。内面のもっとも奥深くにあるパラダイム、人格、動機を見つめることから始めるのである。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣 人格主義の回復」
インサイド・アウト より

「理由・大義・理念・パラダイム・人格・動機」という核(コア)は、個人レベルであれ組織レベルであれ、必要不可欠な要素でもあるのですね。そういう意味で考えれば、世の中の「原則」とは「内から外へ」のアプローチ以外に存在しないということを暗に示唆しているのではないでしょうか。

応急処置では見つけられない。

話は戻りますが、2W1Hは「理念」に則っているかどうか重要になってきます。どんな組織であっても、7つの習慣でいうところの「人格主義」に基づいた確固たる理念があるはずです。しかし時間が経つにつれ「なにをやるか」「どうやるか」という「個性主義」に陥ってしまうことも多々あります。

「人格主義」は決してテクニックではないとスティーブン・R・コヴィー博士は書いています。課題(痛み)を鎮痛剤や絆創膏で応急処置するだけでは駄目なのと同様に、根本から物事の本質を捉えなければ慢性的な問題「我々はなぜここにいるのか」に答える術は見つけることはできないでしょうね。

最後に。

WHYから始めよ!」はとても良い本です。上記の動画で話している内容がより詳細に描かれています。「What」に疲れたQAHな方の精力剤になるやもしれません。ちなみにですが、個人でまとめたイラスト付き要約PDFもあったりします(上の画像の)。欲しい人は言ってくださいね(笑)

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