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やる気の出し方について。

インドネシアのGili Airという島の土地をいくつも見せてもらった。
色々な現地人に直接会って何人もの土地のオーナーを紹介してもらい、やっと海の目の前の土地を見つけた。

それは100m2が500万円からだった。
5areを買うとして、2500万円。
高いがやはり海前の土地はとても人気なので転売も可能で、まだ地価も上がる見込みだ。

そしてインドネシアにおいて海前の土地の最たるメリットは、もしそれを買うと同時に目の前の砂浜が、なんと海まで無料で使える点だ。

当然だがそれは強力なメリットだ。
やろうと思えばそこでレストランやバーでも、なんでもできる。

私たちは過去ルーマニアでクラブを経営していた経験がある。
だから良い場所さえ見つけてしまえば、売り上げをあげる自信はある。
問題はそのための最適格な土地は、総じてかなり大きい単位で販売しており、それに伴って高額だ。

だがやっといくつか買おうと思える候補の土地も出てきた。良い兆候だ。

昨日から今日はたくさんの現地人とやりとりしたため、たくさんの距離を歩いた。
人の流れを見るために朝から夜まで、周囲四キロくらいの島の海沿いや商館街を見て回った。

そんなことを書いていると、丁度今昨日あった土地の仲介をしてくれた現地人ならその島の船がつく港(観光客は全てここからこの島に降り立つ)から徒歩で2分かからないくらいの、海から50mくらいのとても良い土地の情報が送られてきた。しかも値段も破格に良い。

これほど良い場所であれば、2倍以上の値段で転売も可能だし、自分たちでプライベートヴィラも複数建てるだけの金額的な余裕もある。

やっとそれなりの場所が見つかった。
明日その土地を直接見に行って、その土地の権利書を確認して大丈夫であればすぐにその土地を購入する算段に入る。

最初私にとってホテル建設は漠然とした計画だった。
だがそれはやがて形を持ち、次第にやるべきことも明確になっていき、それはいつの間にか具体的かつはっきりとしたものになっていった。

そしてそれは私たちに更なるやる気を与えてくれる、心の中の泉のようなものになった。

何事でも真剣に取り組んでいけば、更にやる気も上がり生活全体が良い循環に包まれてくる。

ところで、私には海外を拠点に活動している活発な兄がいる。
過去私は特に人生の中で気持ちが落ちていた時、常に色々なことをやっている兄に、

「どうしたらやる気が出るのか?」

といった質問をしたことがある。
兄の答えは、

「人は何かをやることによってのみ、やる気が出てくる。
やる気が出たから動くのではなく、動くからこそやる気が出てくる。」


一週間前からドバイから帰国した兄と私は、改めて一緒に生活し活発に行動しているがその話は本当にそうだと実感する。

鶏が先か、卵が先かといったことを考えてしまうかもしれないが、そういった行動を起こすための方法を「頭をつかって」考えてしまうこともあるかもしれない。

だが私の経験上そういったことを考えている時ほど、逆説的だが人は動けなくなるものだ。


何かを行動するための方法は当たり前のように聞こえるかもしれないが、ナイキのコマーシャルにもあるように、

Just do it

ただそれをするだけのことかもしれない。
私に言わせれば、たとえそれは小さくても良い。

自分の夢や、生き方にそった行動を小さくてもする。
それが大切だ。

だが人間は生きていれば、あまり動けなくなるような時もある。
それは仕様がない。

でもその生活の中をよく眺めていると、少しでもできる行動はどこかに必ずあるはずだ。

例えば私はその幻覚や妄想などが強い時は、少なくとも部屋の掃除はするようにしていた。
そして食べたご飯の食器は食後必ず、すぐに洗っていた。

それは私の中で、漠然とだがきちんとした大人になりたいと言う理想像があったため、たいしたことではないかもしれないが、当時の自分なりにできることをやっていた。

そういった各々の夢や、理想像に近づくためにできる行動を「私がその人だったら」と考え、その中でこういった、本当に小さいことからでもできるところからやるということが大切だと思う。

そして何かをあなたがやるとその行動をしたエネルギーは回転を起こし、他の何らかの行動に自ずから繋がっていくものだから、そういった小さい行動を積み重ねっていうことは決してバカにはできない。

そういえば確かアメリカの陸軍大佐の人がスピーチで世界を変える方法というのをYouTubeで語っていた。

それは朝起きたらベッドを整えるというほんの小さなことだ。

しかしそれは偉大なる習慣の一歩でもある。

それはつまり私たちにとって小さい積み重ねが我々の中でやがて雪だるま式に大きくなると、その人の人格自体が良いものとなっていく。

そうすると私たち自身の自分たちの評価がぐっと良いものになる。

そうすると結果的にあなたを認識するあなたの周りの人をも、つまりあなたの世界自体が文字通り変わることになる。

1日地道に1ミリずつ。(因みに私はこの言葉を口ずさむときの音感が好きだ。)

小さいことでも  
否 小さいことだからこそ、しっかりと丁寧にやる。

その心構えこそが本質的に、私たちを良くするためには大切だと思う。

そしてそういった小さいことの積み重ねのみが、私たちの人間的な魅力や私たちの本当の自信につながる。

私もまだまだ未熟な人間だ。
そして誰もが自己固有の一回きりの人生を生きている。

私はだからこそぬるま湯の人生ではなく、熱い人生を送りたいと思って生きている。

自分自身を忘れるほど、常に何かに熱中して生きたいと思っている。
それが私の夢の一つでもある。

たとえ私は何かで失敗をしたとしても、その一日一日、毎瞬間を熱い気持ちで生きることができたなら本望だ。

人生意気に感ず、功名また誰か復論せん。

魏徴

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