綿貫正顕 @ ギタリスト| 作編曲家 | 潰瘍性大腸炎からの大腸全摘
昔、買って来たレコードを聴く時って、座って、音楽を聴くことのみに集中してたけど、いつからかそういうことがなくなったな…と思ったらちょっと悲しくなったので、初めて聴く時には聴くことに集中して、その時に感じたことを書き留めてみてる
文字制限があるプロフィール欄ではなく、記事をプロフィールに設定出来ることを今更知ったので、現在の肩書とかこれまでの経歴をザッとまとめてみる。 Being時代 1995年、Beingグループの大阪事務所の社員募集の新聞広告の下にあった「クリエイター募集」を見掛けてデモ・テープを制作、運良く「一緒にやろう!」とお声掛けいただき、音楽業界へ。 古紙回収に出される寸前の古新聞の山から「確かそんな募集があったはず」と思って探し出したので、1日タイミングがズレてたらその後の人生が確
先日、1年振りくらいで旧知の方とお会いすることがあった。 女史がフランスから帰国されてるタイミングで、僕が講師を担当している佛教大学オープンラーニングセンターの講座を受講していただけた。 ずっと受講して下さってる方のお知り合いということで「今度帰って来た時には連れて来るわ」と何度か仰ってたけど、今回、初めて受講していただけたのだった。 確か前回お会いした時に潰瘍性大腸炎を患ってることはお伝えしてた。「体調、どう?」と気遣って下さったので、「いや、実はこの夏に大腸全摘して
解説も動画で語ろうかと思ったけど、演奏だけで力尽きた。。。 (:3」∠) ソロ・ギターっていうと、フィンガー・ピッキングを想像する人が多いと思う。ピック弾きだと基本的な弾き方は変わらないけど、色々なことを考えないといけない、というか、僕の場合は「自分が如何に適当に弾いてたのか?」を思い知らされることになった経験がある。 「Endless Road / Tommy Emmanuel」をコピーした時、それを実感した。トミーは指も使って弾いてるみたいだけど、ほぼピックで弾けるこ
実際に数えてみたら、実に25本ものギター / ベースを持っていた。 最近はそういう風に言われることはなくなったけど、昔は「同時に1本しか弾けへんのに、そんなにいっぱい要る?!」とよく聞かれた。その時期に持ってたのは、せいぜい10本くらいだったはずだけど。 僕はコレクターではないので、その時その時、必要と感じたモノを買って行くうちに、気付いたらこんな本数になってた。 で、「そんなにいっぱい要るのか?」というと「人による」としか言えない。いわゆる趣味として楽しむだけなら、極
先日、エラい久し振りに「ギター、何本持ってるんですか?」という質問をいただいた。 (数えてへんし、覚えてへんって…) と思いつつ「20本くらいですかね?」と答えたけど、一度、整理してみようと思い立って数えてみた。 【Electric Guitar】 Gibson 1967 Flying V Gibson 1965 ES-175D Fender 1974 Stratocaster Fender Custom Shop Telecaster Fender Japan 1
昔、読んでた音楽誌が廃刊になったり本屋さんに置いてなかったりすることが多くなった今日この頃。かく言う僕も年々、チラッと立ち読みするくらいになり、今はAmazon Kindleで読むことが殆どになってる。 ここに来てクリーン・トーンっていうか、ジャズ・トーンっていうのかな?そういう音で弾けるようになったらイイなと思って、色々情報収集する流れで『Guitar Magazine』とか『Jazz Guitar Magazine』を読んでる時にフと思った。 …この譜例とかコラムで紹
ダメな所を直すよりも良い所を伸ばすべき というようなことをよく聞く気がするけど、わりと長いことレッスンして来た印象、自分のこれまでの経緯を考えると、絶対に短所是正だ!と言い切れる。 個性を売りにするアーティスト志向の人や、放っておいても出来る天才型の人には必要ないと思うけど、「正確なリズムで、良いトーンで弾ける」=「上手い」と定義するのであれば、絶対に短所是正だと思う。 何処が自分の短所なのか?を見極めるのが難しい場合は分かってる人に教えてもらうのが一番の近道で、それが
術後の酷い脱水症状に耐えてる時から、どれだけ潰瘍性大腸炎の症状に苦しんでたかはすっかり忘れてたし、今も「あの頃、どんな生活を送ってたか?」は正直、よく覚えていない。いや、勿論覚えてるけど、実感として「大変だった」という印象がないくらい忘れてしまっている。 ストマ生活がそれなりに面倒だということもあるとは思うけど。 そんな中、Evernoteがサブスク登録しないと新規の記事が書けなくなり、それもまあまあ高額(本人比)だったので、他の日記ソフトを探してiPadで日記を書くよう
前回のストマ外来で、ストマが小さくなってることが発覚。そのせいで、退院時に買い込んだパウチのサイズが合わなくなって、便が肌に触れるようになり、肌荒れするようになってたので、「何もなかったらキャンセルの電話下さい」と言われてたけど行って来た。 というのも、小さくなったパウチでも微妙にヒリヒリする日があるので、それが再度のサイズ変化が原因なのか、装具をずっと付けてることでの圧迫痛なのか、確認したかった。 圧迫痛云々の話をする前に、剥がされたパウチを見て「ストマの際、ギリギリに
リスニング・パーティとは。。。 リリース前のアルバムを大会場で爆音で聴くイベントで、僕は記憶してる限り、2回参加したことがある。リリース前で、当然、全員が初めて聴くので、それなりに価値のあるイベントだったと思うけど、今はそういうこと、ないかもね。 僕は未だにかなりCDを買って聴いてると思っているけど、どうしても「ながら聴き」になってしまってるので、「CD買って来て、最初に聴く時くらいは聴くことだけに集中しよう」と思い、どうせなら、その時に感じたことを書き残しておこうと思っ
いつからか、レッスンや授業で「僕くらいには弾けるようになるし、曲も作れるようになれる」と言うようになった。 (こんなことをして来てます (・_・)σ Wikipedia) 別に僕が教えるのが物凄く上手い、と言いたいわけではなく、僕自身が天才ではなかったから、こう言い切れる。 天才とか器用さで「出来てしまった」タイプの人は再現性がないと想像するけど(僕は天才じゃないし不器用なので想像するしかない)、僕はギターも作曲も、今の状態になるまでかなり試行錯誤して、とても時間が掛
…お前は子供か。。。と突っ込まれそうなタイトルだけど、結構な苦手意識があったトレモロ・ピッキング。 いつかやらないと…と思いつつ、中々改めて練習する機会がないまま今に至ってたけど、最近、意を決して試行錯誤を始めてる。 (死ぬまでに、もっと速く、綺麗に弾きたいな、って@入院生活) 今日はこんな感じで練習を。 レッスンでもよくよく言うけど、右手も左手も「体を動かす」という意味ではスポーツと同じなので、なるべく脱力した状態で弾かないといけないのは言うまでもないが、必死になる
マハラージャン改めMHRJのライヴを観て来た。 まだツアー中なので内容の詳細は書けないけど、ああいう熱さのライヴって中々見られるもんじゃないな、と感じた。 語弊を恐れずに言えば、大ブレイクする前の盛り上がりというのか、予定調和ではない、予測不能なノリ。長く活動しているアーティストのライヴのお約束も、それはそれで素晴らしいけど、予定調和がない分、皆んなが本気で楽しんでる感じとか、本気で「もっと聴きたい!」と思ってるのが伝染して来て、自然と笑顔になってた。 客電付いてるのに
『note』では「潰瘍性大腸炎からの大腸全摘日記」以外にも音楽ネタとかギター・ネタとか色々書いてるので、一気見出来るようにリンクをまとめておく。 潰瘍性大腸炎みたいな病気にならない方が良いに決まってるし、大腸全摘しない方が良いと思うけど(大腸全摘は他の病気でも起こり得るのね) 誰も好き好んで病気になるわけではないので、いつ、誰がなるかは本当に分からない。 僕は手術前にラッキーにも2人の全摘パイセンにお話伺えて凄く気が楽になったので、そういう状況に陥った方がちょっとでも楽
曲を演奏する時、フレーズによってはアクセントを付けて弾いた方が良い場合があるのは言うまでもないが、全部同じ音量で弾かないといけない状況も意外と多い。 例えばアルペジオ。イントロ等の目立つ場所で音量が揃ってなかったらどんな曲なのか?がよく分からなくなるだろうし、歌の伴奏で音量がバラバラだとシンガーは気になって歌いにくいと思う。 それに、オケ中だと小さい所は聴こえなくなる。ナイロン弦のクラシック・ギターでソロを弾くダビング案件で、それを実感したことをよく覚えている。 (「こ
運指練習が上手くなりたい!ヽ(゚∀゚)ノ と思ってギターを始める人は(恐らくは)いないだろう。 未だにミーハー根性満開な僕としては、「〜が弾けるようになりたい」とか「〜みたいに弾けるようになりたい」という理由以外でギターを弾くことがイメージ出来ないけど、曲を弾かないでいわゆる練習フレーズばっかり弾いてる人を頻繁に見掛けるのも事実。 実際の曲でこういう運指練習みたいなフレーズを弾くことはほぼないので、「運指練習をしたらギターが上手くなる!」と言い切ることは難しいと思っている