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【適応障害】心と体が悲鳴を上げた日から、新しい自分を見つけるまで

こんにちは!まさ@子育て応援コーチです。投稿を見てくださり、ありがとうございます!

僕は普段、子育てに悩む親御さんへのメンタルフォローを中心に情報発信をしていますが、今日は少し個人的な話をさせてください。

実は、数年前に僕自身が「適応障害」を経験しました。そのとき、心も体もボロボロで、本当にどうしていいかわからない状態でした。

仕事のストレスで適応障害を発症し、最終的に仕事に行けなくなってしまった経験です。当時は娘がまだ2歳で、育児と仕事の両立に追われる日々。家族に迷惑をかけるのが怖くて、休むなんて考えもしませんでした。

でも、体は正直です。限界が来ると、どんなに強がっても体が動かなくなるんですよね。

今日は、そんな僕がどのようにして立ち直ったのか、具体的な体験をお話しします。この投稿が、同じような悩みを抱えている方の助けになれば嬉しいです。




【適応障害の発症:心と体が悲鳴を上げた瞬間】


5年ほど前、僕は保育園でクラス担任をしていました。日々の保育業務に加えて、クラス運営の責任や保護者対応、園の保育方針への葛藤が積み重なり、次第にプレッシャーが強まっていきました。さらに、先輩と後輩の間に立たされ、どちらにも気を使いすぎて、心身ともに疲れ切っていました。


そんな状況の中で、ある日、保育士の定例会議中に突然激しい吐き気が襲ってきました。「ここで悟られてはいけない!」と謎に笑顔を作り、「ちょっとトイレに行ってきます」と席を立ち、トイレでこっそり嘔吐しました。

その後、何事もなかったかのように戻りましたが、内心では自分に何が起きているのか、全く理解できていませんでした。

さらに、電車通勤中に体調の悪化が続きました。毎朝、電車のドアが閉まるたびに心臓がドキドキし、発汗とめまいがひどく、電車を降りるころには疲れ果てていました。ある日、ついに家を出る前に手が震え始め、「もう無理かもしれない」と、ついに仕事を休む決断をしました。

【回復の第一歩:心療内科の受診と家族のサポート】

僕が初めて心療内科を訪れたのは、妻の強い勧めがあったからです。
妻は、僕の異変に早くから気づいていて、「一度病院に行ってみたら?」と何度も言ってくれていました。それでも、僕は「そんな大げさな」と思っていたんです。でも、仕事に行けなくなったその日、ついに妻の言葉を受け入れました。
予約を取るのに苦労しましたが、運良く3日後に診察が受けられることになりました。診察では、医師から「適応障害」と診断され、「しばらく仕事を休むように」と言われました。その瞬間、安堵感と同時に、「これで本当に大丈夫なのか?」という不安が頭をよぎりましたが、今では、あの診断が僕の回復の第一歩だったと感じています。

【回復のプロセス:3つの習慣が僕を救った】


1. 散歩:自然と向き合う時間の大切さ
診療内科の先生からは「生活リズムを崩さないように」とのアドバイスを受けました。そこで始めたのが、毎朝と夕方の散歩でした。2月の寒空の下、毎日30分から1時間ほど、家の周りを歩きました。
僕は散歩を通じて、自分の心と体の状態をじっくりと見つめ直す時間を持つことができました。特に、自分がいかに一方向からしか物事を見ていなかったかに気づかされました。家の近くでも、今まで通ったことがない道を歩いてみると、新しい発見があり、少しずつ視野が広がっていったのです。
散歩中に、娘と一緒に見つけた小さな公園があります。娘が滑り台で遊ぶ姿を見ながら、「もっとこの子と一緒に笑顔で過ごしたい」と強く思うようになりました。これが、僕の回復への大きな原動力になったのです。


2. 読書:新しい世界との出会い
それまで読書をする習慣がほとんどなかった僕ですが、適応障害をきっかけに「今こそ本を読むべきだ」と強く感じました。最初は図書館に通っていましたが、もっと手軽に読める方法を探していたところ、Kindle端末に出会いました。
Kindleは、スマホやタブレットと違って読書専用なので、集中して本に没頭できるのが魅力でした。僕はこの年、100冊近くの本を読みました。特に印象に残っているのは、心理学やコミュニケーションに関する本で、これが後のコーチング活動にも大いに役立っています。
読書を通じて、自分の中に新しい視点や価値観が生まれ、心がどんどんクリアになっていくのを感じました。例えば、ある本で「人は必ずしも一つの役割に縛られる必要はない」という考えに触れ、仕事だけに追い詰められていた自分を少しずつ解放できるようになりました。


3. サウナ:心身のリフレッシュと再生
それまでサウナに入る習慣はほとんどなかった僕ですが、適応障害になったとき、なぜか「サウナに行ってみたい」という気持ちが芽生えました。初めて行ったサウナでは、体が芯から温まり、水風呂で一気にクールダウン。何度か繰り返すうちに、心の重荷が少しずつ軽くなるのを感じました。
サウナで感じたのは、心と体が一体であること。温まってリラックスすることで、心もほぐれていく。気分が晴れた帰り道、ふと「これならまた頑張れるかもしれない」と感じました。それ以降、サウナは僕にとって欠かせないリフレッシュ方法となりました。

【新たな道へ:転職と新しい自分】


これらの習慣を繰り返しているうちに、僕の心と体は徐々に回復し始めました。ちょうどその頃、新しい仕事のオファーをいただき、転職を決意しました。この転職が、僕にとって大きな転機となり、以前のような症状は自然と消えていきました。
その後、保育園に一時的に復職しましたが、以前とは違う自分を感じました。自己基盤がしっかりと形成され、どんな困難に直面しても「自分なら大丈夫」と思えるようになりました。

【最後に】

僕の適応障害の経験が、同じように悩んでいる方々の助けになれば幸いです。子育てや仕事に悩んでいる方、どうか一人で抱え込まず、自分自身を見つめ直す時間を持ってください。そして、必要であればサポートを受けることを恐れないでください。


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