当たり前との向き合い方〈3/1000〉
【ラジオ体操308日目】
『ニコチンレス生活29日目』
こんにちは。
ルールは破るためにあると本気で思っていた学生時代を振り返ってみると、ルールを破るために、まずはルールを知るという真面目な行動をしていたことを思い出して、今更ながら根はまじめであることを認識したコマリストです。
今日は『ルールへの向き合い方』というテーマで書いていきたいと思います。
皆さんは決められたルールをきっちり守っているでしょうか?
会社のルールや、交通ルール、インターネット利用上のルールなどなど、意識しなくともたくさんのルールと接しているのが現代人ですよね。
私の場合、インターネット上のルールに関しては、違法ダウンロードのような行為を昔はしていましたが、最近はそれをやっている時間がないので、奇跡的に守れていますw
交通ルールに関しても、100%守ってはいませんが、検挙されていないのでゴールド免許を維持できているという優等生。
こんなことは、自慢にもならないんですけどねw
こういった罰則があるルールとは別に、知っていると得するようなルールというのも存在します。
例えば、年末調整や確定申告みたいにルールに従って申告することで、支払った税金が戻ってくるというものや、ふるさと納税みたいに支払わなきゃいけない税金について、商品を受け取りながら好きな自治体に寄付できるといったものなど。
知っていれば得するけれど、知らなきゃ損してしまうようなルールについては、もっと知る機会があってもいいと思いませんか?
今日は、ルールに対してどんな向き合い方をしていくのが良いのかということを考えてみるお話です。
ルールがあると破りたくなるというひねくれ者の方は、是非読んでいって下さいね。
ルールとの向き合い方
さて、今回のテーマになっている『ルールとの向き合い方』について、少し解説しておこうと思います。
ルールに対する向き合い方というと、
①ルールを知り、遵守する
②ルールを知り、あえて無視する
③ルールを知らない
といった3つのパターンが考えられます。この3つは、既に存在するルールに対して、どうやって向き合うのかという視点です。
そして、さらに踏み込んでみると、そもそもルールを作る側と、従う側という分類もできます。
ルールを作る側とルールに従う側。
確実に存在する2つの立場ですが、『ルール』はどちらの立場に有利となるように作られていると思いますか?
これは、言うまでもないと思いますが、間違いなくルールを作る側が”自分自身が”損しないようなルールを設計するし、下手したら得するようなルールを設けることもあると思います。
皆さんだったら、どちらの立場になりたいと思いますか?
そりゃ、”作る側”になりたいけど、そんなことは無理!
ルールを作るのは政治家の役割でしょ?
こんな風に考えている方も多いと思いますが、実際のところはどうなんでしょう。
固定観念としてのルール
確かに、法律が絡むようなルールであれば、政治的な権力を持つ人が決めることが多くなると思います。
けれど、この場合はどちらかと言えば”公共性”が重視されるので、ルールを作る人にとって有利な内容というのは盛り込まれにくい特性があります。
では、「業界の常識」だったり「古くからある当たり前」みたいなものはどうなのか?
法律のように、明確なルールとして明文化はされていませんが、色んな業界でこういった時にはこうした方が良いみたいなことがまことしやかに言われていたりします。
で、このルールの真偽をあらためて確かめてみると、明確な起源は存在していなくて、誰が言い出したのかさえ分からないというものが山ほど出てくる。
実は、こういったルールの場合、新しいルールを勝手に創造して、浸透させてしまうことが可能なんです。
例えば、ダイエット業界ではもはや常識みたいになった『返金保証制度』。元々は、本人がどれだけ頑張ったかが成果に直結するので、成果を上げることと指導内容は関係性が薄いと言われていました。
ということは、『痩せなかったら、全額返金!』なんて指導する側のコントロールできる範囲を超えているからできるはずがない。というのがもともとの当たり前だった。
これに対して、「以下の条件を満たした上で成果が上がらなかったら」という条件(ルール)を設けた上で、返金保証制度を業界に持ち込んだのが私の大好きなライ〇ップでした。
瞬く間に、ダイエット業界の常識みたいになり、大手だけでなく中小のパーソナルトレーニングジムまで当たり前のように導入していくことになりました。
まさしく、ルールを上手く活用して、新しい常識を作り上げた事例だと言えますよね。
ルールや常識に従うだけでなく、疑いをもって、新しく作り替えていくという関わり方ができたとしたら、色んなことがやりやすくなると思いませんか。
ちなみに、型破りな人になるには「型」を。
常識外れな人になるには「常識」を。
知ることが重要だったりするので、この視点も忘れずにw
皆さんの業界にある”当たり前”をピックアップして、変えられないかという視点で向き合ってみて下さい。
2022年のビジネスが一気に加速するかもしれませんよ。
じゃ、またね!