幸せを届ける
【ラジオ体操14日目】
こんにちは。
募金箱を見かけると、『やらない善より、やる偽善』という言葉が頭をよぎり、すぐに募金してしまうコマリスト(偽善者)です。
今日は、「伝え方とセールス」をテーマに書いていきたいと思います。
セールスが重要だという認識はあるけれど、
「売る」という行為に”何となく引け目を感じる”
という良い人にこそ読んでいただきたいなと思います。
ちなみに、セールスは悪ではありません。
本当に良い商品・サービスを創り上げる行為だけでは、
それらは広がっていきません。
良い商品・サービスというものは、
手にした人を"豊かにする"ものであるはずです。
つまり、セールスとは
まだ見ぬ誰かを幸せにするお手伝い
だということです。
そんな気持ちをもって、「お金」のためだけではなく
「誰かの幸せ」のために仕事ができたらハッピーですよね。
ということで、
1つ、ストーリーを紹介します。
アメリカの有名なショートムービーなので、
ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
文章は、私が学ばせて頂いている出版社から出されている書籍の抜粋です。
盲目のホームレス
「私は盲目です。お金を恵んで下さい」
そう書かれた段ボールを隣に置いて、
一人の老人が道の隅に座っていた。
そう。彼は盲目のホームレス。
耳からの情報だけを頼りに、目の前を通り過ぎる人達に助けを求めていた。
しかし、、、
忙しい街の人たちは、彼に目を向けようともしない。たまに、増えすぎた小銭を減らそうとしたサラリーマンが、無造作に何枚かの小銭を彼の前に投げ捨てる。
彼はそれを手探りで探して、自分の前に置いてある小銭入れに入れる。地面に散らばった小銭を探す彼の手は、ひどく汚れていた。
ふと、その小銭入れに手が当たって、「カラン」と音が鳴る。目が見えない彼でも、数えられるほどのコインしか入っていないことが分かる。。
「カツ、カツ、カツ・・」
そんな時、ある女性が現れた。
彼女は、ホームレスの前に立つと、隣に置いてある段ボールを手に取った。目が見えない彼には、その女性が何をしているのか分からない。必死に耳を澄ませて彼女の動きを探っていると、何やら段ボールに文字を書いているようだった。
そして、数十秒後。
彼女は何も言わずに立ち去っていった。目が見えない彼は、気が気ではなかった。「何かイタズラをされたのかもしれない。。」嫌な予感がした。
そんな不安は、次の瞬間に吹き飛んだ。
突然、大量のコインが彼の元に恵まれたのだ。
今まで、見向きもされなかった彼の目の前に、次から次に、小銭が恵まれていった。彼はもう何が何だか分からない。それでもどんどん小銭は増えていく。あっという間に彼の小銭入れは、コインでいっぱいになった。
人通りが少なくなる頃にはもう、1つの小銭入れでは収まりきらないほどの小銭が溜まっていた。
「カツ、カツ、カツ・・」
また彼女が戻ってきた。足音、そして匂い。これは彼女に間違いないと確信した。そして、彼女はまた、彼の前に立ち止まった。
「一体、何をしてくれたんですか?」
感謝の言葉よりも先に、何があったのかを知りたかった。すると彼女は、優しい声で彼に「秘密」を打ち明けた。
「同じ意味の言葉を書いただけよ。"違う言葉"を使ってね」
彼女が、盲目のホームレスの人生を救った「たった一言の言葉」。
それは・・・
伝え方が結果を変える
この言葉を知る前に、一度考えてみてほしいです。
この話を聞いて、どう思いましたか?
このショートムービーのタイトルは「言葉の力」。
言葉を変えるだけで、人々の行動はガラリと変わる。
ビジネスでも人生でも、その成功や失敗には「言葉の影響」が大きいです。お客さんに商品やサービスを選んでもらえるのも、選んでもらえないのも、言葉の力。
全く同じ商品、サービスを売っているにも関わらず、言葉の選択1つで、ヒットが生まれるというのはよくある話です。
自分は経営者じゃないから関係ない。
そんな風に思わないで下さい。
「あなた」という人生において、
PRをするのは誰ですか?
購入するものを決めるのは誰ですか?
パートナーを決めるのは誰ですか?
そうです。
人は誰もが、”自分の人生の経営者”です。
経営者である私たちとしては、
より良い人生を送るためにも、「言葉の力」が必須だと思いませんか。
「言葉の力」を使って、今よりもお客さんを集めたり、今よりも商品を売ったり、人生を生きやすくしたりするのは、あなた次第です。
ただ、成功している人のほとんどは、この「言葉の力」を十分に理解しているということは、知っておいてほしいです。
まとめ
「伝え方が9割」という本がベストセラーになって、たくさんの人が「言葉の力」について、考えたと思います。
世の中に出回っている商品・サービスのほとんどは、言葉の力をうまく活用していて、特にコロナ禍でうまくいっている会社は、「伝え方」に力を入れている会社がほとんどです。
どんなに良いバットも、
どんなに良いスイングも、
どんなに良い動体視力も、
素振りしているだけでは、価値を認めてもらえません。
打席に立ちましょう。
個人が自由に発信できる現代社会において、
言葉の力を活用できる人が支持されて、夢を実現したり、成功を手に入れていくのは当然のことだと思います。
私も、日々勉強中で、今は影響力なんて0に近い凡人です。
けれど、一人でも助けられる人がいたら嬉しいなと思いながら、これからもアンテナを立てて、学んだことや考えたことをnoteに書いて、共有していきます。
セールスとは、まだ見ぬ誰かを幸せにするお手伝い
この言葉を広げ、幸せを拡散していけるように”本気で”取り組んで、noteでも発信していきます。
最後まで読んでくれた皆さん。ありがとうございました。
じゃ、またね。
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彼女は、段ボールの言葉を、こんな風に書き換えた。
It's a beautiful day and I can't see it.
「今日はステキな1日。でも、私はそれを見ることができません・・・」