【お知らせ】代読ダイアローグの廃業と3年ぐらいnoteをやってきたことへの感想
二〇二三年初のnote記事更新となるが、皆さま、いかがお過ごしだったであろうか。
今回、本稿では約二年ほど行なってきた代読ダイアローグの廃業をお知らせしようと思う。記事は残すつもりだが、口座に振り込んだり、メールで依頼をしても基本、受け付けないのでご注意願いたい。
廃業の理由は、去年から売上がなかったことで将来性が見込めなかったからである。ぶっちゃけたこと云うと、現在は金欠がいよいよ極まったので別の方法で金銭を得ることに集中したいので一区切りとして廃業を決めたのである。
またインターネットにおけるビジネスについて再考をする必要になったからだ。ネットは誰とでもつながれる便利なツールである一方で、頭がパーティーな人や脳内を快楽物質に支配されている人、秘密ノートにでも書いて人さまの目に触れないようにしなければならないしょうもない妄想の類で溢れている。
ネットがそう云う人や妄想の類を可視化したとも云える。もともとおかしかったのか、ネットをやっておかしさが加速したのかはわからないが、とりあえず、noteを3年近くやってきてネットにいる人間のデフォルトはそんな感じである。
もっとも、そう云う人間でも囲い込んで適当に承認欲求を満たしてあげれば、それなりにビジネスとなる。それで大企業となった一例がフェイスブックである。私はFBにもアカウントを持っているが、今はもう使う気がなくなっている。
理由として、FBのアルゴリズムは利用者の興味のあるものを優先的に表示するため、基本的に偏った情報しか流れて来ない。だから、基本つまらない。いる人間も基本つまらない。それが猫や犬、グルメなどの穏当なものなら良いのだが、中には陰謀論やヘイトスピーチ、フェイクニュースのような社会に害悪を流すような投稿でも利用者の関心があれば流通してしまう。
そんなFBの経営実態を告発した『フェイスブックの失墜』を読むと、そうしたFBのアルゴリズムが数々の社会問題を起こしたことがわかる。トランプ大統領誕生、ミャンマーでのロヒンギャ虐殺、米連邦議会襲撃事件など近年、世間を騒然とさせた事件を後押ししたのはFBだったことがわかる。アルゴリズムを悪用すれば人間を扇動できることが実証されたわけだ。
コミュニケーションの重要性が叫ばれて久しいが、世の中には取らなくても良いコミュニケーションもあるのかもしれない。noteの場合、FBのアルゴリズムと異なり、「noteディレクター」が人力でおすすめ記事を紹介しているのでFBのような事態が発生する可能性は低い。FBは広告収入に依存しているが、noteはAmazonしか載せられないのでその点が大きいのかも知れない。
だが、陰謀論やヘイトスピーチ、フェイクニュースなどを見抜くには専門の知識と経験が必要になる。『フェイスブックの失墜』の第9章を読むと、ミャンマーの文化や政治、民族問題に同社が詳しくなかったことで悪質な投稿が放置された結果、ロヒンギャ虐殺にFBが悪用されたことがしるされている。私のみる範囲でも一部のnoteユーザーはnoteの利便性を悪用している。
とは云え、ネット抜きの生活を送るのは困難な当世であるから、これからも否応なしに付き合っていかなければならないのかも知れない。
だいたいそれが3年ぐらいnoteを使ってきた私の感想である。