2022年8月の読書メーター
8月は小説は娘から借りた「高校入試」ぐらい、あとは娘の進路相談の参考資料と新書などをぱらぱらと。
大学入試の制度がずいぶん多様化しさらには今の高校1年生からは、共通試験に情報も加わるとのこと。
業界地図で経済社会環境の変化も感じます。
私自身も変化に対応しつつ、本質の変わらない部分はしっかりと持っていきたいものです。
それでは、8月の読書メーターです。
2022年8月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3412ページ
ナイス数:110ナイス
■高校入試 (角川文庫)
★★☆☆☆
■それなりに面白く読みましたが、湊かなえ作品としては物足りないように感じました。解説を読むと、映像作品が先にあってその後小説ということでしたのでなるほどなと。
■地域トップの県立高マウントは、地方あるあるですね。私の地元でも外に出ずに地元定着している人たちの中では高校学閥がかなり強いので身近な話として読みました。
■作品内で問題提起しているように入試制度の在り方は、様々な議論がありますし、現場を知らない人も好き勝手言える部分なので誰もが納得できる答えはないでしょうね。考える機会をいただきました。
読了日:08月11日 著者:湊 かなえ
■妻のトリセツ (講談社+α新書)
★★★★★
■感想:明日からお盆休みで家にいる時間が長くなるので、地雷対策リマインドのため再読。正直、ファクトに基づかない噂話とか中身のない話に共感するのは非常に苦手。とはいっても、それで家庭内の雰囲気が悪くなると子ども達に悪影響のため、仕事モードで共感という作業をマニュアルに沿ってしておこう。
■行動:感情に寄り添い共感する。英国紳士の如くレディファースト。否定しない、批判しない、問題提起しない、問題解決しない、真因を追わない、論理的に考えない、自発的に行動しない。
読了日:08月12日 著者:黒川 伊保子
■CD-ROM付 図解 成功の9ステップ
★★★★★
■感想:書いていることはシンプルかつ効果的。時々、手帳タイムの参考に読み直します。著者は、「7つの習慣」を翻訳した一人なので、この成功の9ステップはフランクリンプランナーとも親和性が高いです。
■学び:決断・学習・健康・感情/目的・計画・行動・改善・リーダーシップ
■行動:無限健康と感情コントロール
読了日:08月18日 著者:ジェームス・スキナー
■大学選びをはじめからていねいに【改訂版】 (東進ブックス 大学受験)
★★★☆☆
■子どもと進路の話をする参考に。自分が高校生のときも、やっと高校受験が終わったと思ったらすぐ進路希望調査でどこの大学に行きたいか、ときかれても知らないですよね。過疎地の高校生なんて、東大、早慶にスポーツ強豪校、地元にある学校ぐらいしか知らないのが関の山。高校も先輩や友達が多かったところにしただけだし・・・。そんな状態で最初にする情報収集には、丁度いい感じの本です。個人的にはもっと価値観や人生観の観点から生き方を考えて進路を選んでもいいと思いますが、高校生だと難しいかな。
読了日:08月21日 著者:藤井佐和子,亀井信明
■君らしく働くミライへ (QuizKnockの課外授業シリーズ03)
★★★☆☆
■子どもと進路の話をする参考に。今風の内容で、Youtuberをはじめとした最近の働き方、稼ぎ方、生き方をしている人たちへのインタビューは、親にとっては新鮮で刺激になります。これを読んで、面白いと思うか眉をひそめるか、親世代は分かれるところではないでしょうか。こういうことを学生の間に色々とトライしてみて、そのうえで自分に合う、合わない、リスクやリターンも含めて将来の進路を選択してもらいたいものです。そのためにも、今の行動を大切にしてもらいたいと思います。
読了日:08月21日 著者:QuizKnock
■大学選びのための職業・進路案内 夢が見つかる533職業 (東進ブックス)
★★☆☆☆
■子どもと進路の話をする際の参考資料に。○○士とか○○erみたいな資格系か警察官、消防士みたいな制服系の掲載が多く期待外れでした。例えば、大企業と中小企業、ベンチャー、起業の違い。企業の中の、総務、人事、経理、製造、営業といった職種や働き方、得られる年収や生涯賃金、今後、デジタル化が進む中でどうなるか、価値観に合わせた人生設計の参考にできるようなものが欲しいが、近所の本屋では見つからない。そういった本や資料をご存知の方がいればコメントください。
読了日:08月21日 著者:
■改訂版 大学の学科図鑑
★★★☆☆
■子どもと進路相談の参考に。よくある大学紹介の本は、文字とデータがぎっしりで読む気が失せてしまいます。この本は表紙からもわかるように、イラスト、しかもファンタジー系の学科イメージイラストがページの多くを占めており、文字とデータは代表的なものが簡潔に掲載されています。この本である程度絞り込んでから文字とデータぎっしりの本で詳細を調べるのが我が家には向いていそうです。
読了日:08月21日 著者:石渡 嶺司
■人口と日本経済 - 長寿、イノベーション、経済成長 (中公新書)
★★★★☆
■感想:経済と人口について分かりやすく書かれている。「地方消滅」以来、後手後手で中途半端な政策が行われているが、人口減少の問題や原因、どこに手を打つべきなのか役所には改めて考えてもらいたいと思う内容でした。
■学び:先進国の経済成長は人口で決まるのではなく、イノベーションにより引き起こされる。労働生産性を高める主要因は、資本蓄積とイノベーション。需要の飽和を創造的破壊により財・サービスを代替し、人々の欲望を刺激する。相対的にエンゲル係数を下げる。
■行動:プロダクト・イノベーションの企画
読了日:08月24日 著者:吉川 洋
■本当の自由を手に入れる お金の大学
★★★★★
■感想:良書につき再読。貯める力の部分は凡そ及第点まできたかな。妻の理解が得られればもっと楽になるが無理っぽいのでできることから進めておこう。生命保険は健康体だったので月5千円ほどの改善に。健康大事!
■学び:5つの力)貯める:特に固定費の見直し、稼ぐ:副業・転職、増やす:生活防衛資金確保→投資、守る:浪費・詐欺・インフレ対策、使う:自己投資・充実・豊かさ・贈り物
■行動:より充実した人生にするために、転職市場の相場確認、稼ぐ行動の継続、浪費対策
読了日:08月27日 著者:両@リベ大学長
■「会社四季報」業界地図 2023年版
★★★★☆
■経済動向を把握するため毎年に参考にしています。興味のなかった業界も読んでみると気づきがあり、自分がいかに社会や企業を知らないかがわかりました。今年は、言われているとおり脱炭素とデジタルが一つの切り口。
■右肩下がりだった出版がデジタルで多少回復基調に。苦戦している業界は、セメント、地銀、医薬品、外食。
■日本はアメリカに大きく後れを取っているようにみえる。規制行政と出る杭を叩く文化が成長を阻害していないだろうか。
■プログラミングは市場拡大傾向で参入障壁低くエンジニア不足なので参入チャンス
読了日:08月27日 著者:
■国家の尊厳 (新潮新書)
★★★☆☆
■マスコミや野党に象徴される「否定という病」に蝕まれている日本。自由・民主主義・経済成長・個人主義を求める「戦後のアイデンティティ」から脱却した新しい国家像「令和日本のデザイン」が求められている。「自分が必要とされているという実感、時間の響きが感じられる」≒「尊厳とコモン・センス」をキーワードにした国づくりを目指すべき。そのために正しい意味で国を閉じ、国際社会での国家観を主張すべきという著者の意見。
■問題意識と主張は理解。「リーダーはビジョンを示せ」という主張で目新しさは全くないとも読める。
読了日:08月28日 著者:先崎 彰容
■原色小倉百人一首―朗詠CDつき (シグマベスト)
★★★★☆
■そろそろ秋の気配を感じるようになってきた週末。「ちはやふる上の句」を観て百人一首に触れたくなり再読。昔、子どもたちが競技かるたを嗜んでいたときに書った本。カラーで説明もわかりやすい良書です。京都・奈良方面に旅行に行きたくなりました。紅葉の時期に行きたいなぁ。
読了日:08月28日 著者:鈴木 日出男,依田 泰,山口 慎一
■オーバーロード15 半森妖精の神人 [上]
★★★☆☆
■15巻は、半森妖精の神人(上)ということで、ハーフエルフの森に舞台が展開されています。長期休暇をとり、エルフの住む森へ旅行するアインズ。相変わらず無敵の道中ですが、強そうなキャラクターの影がちらつきます。大きな展開はなく、伏線と新しいエリア、キャラクターの紹介巻という印象です。下巻でどのように展開されるか楽しみにしておきます。
読了日:08月31日 著者:丸山 くがね
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