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5時間目 決断できない理由ごとの対処法【脳の潜在能力を発揮する秘訣!】 (理系と文系の選び方3)
今回は決断できない理由ごとの対処法を解説していきます。
決断できない理由ベスト3はコチラ。
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堂々の第一位は「情報量が足りていない」です。
結構シンプルな理由なんですが、
だいたい「どうして良いかわからない」
とおっしゃっている方は、
決断するための必要な材料(情報)がないだけのケースが多いです。
今回は理系か文系か?という決断になるのですが、
ここで悩む最大の理由は
「理系文系を選んだ未来はどうなるのか?」
がわからないことです。
キャリアのプロとしても強く思うことは、
なぜ理系文系を選ぶ前に、
その先にある未来(職業像や生活像)を伝えてあげないのか、
ということです。
ようやく中学生くらいでも職業体験をする学校も増えてきましたが、
現状の仕組みではあまりリアリティがないように感じます。
・選択肢が少ないこと
・同じ業種でも複数の会社を経験できないこと
・体験前の予備知識&体験後のフォロー内容が拙い
(学校の先生にリアルな職業観をもってもらえない仕組みのため)
などなどの課題があるからです。
できればこの場で理系文系を選んだ未来ついて
丁寧に説明をさせて頂きたいのですが、
文章でそれを伝えようとすると、
それこそ一冊の本レベルの文章量になるので、
ここではある秘訣をお伝えできればと思います。
*この秘訣、かなりの有用な裏技で、理系文系を選ぶ際以外もかなり使えます。
では早速ですが、
まずは今の自分でできる範囲で良いので、
「理系と文系を選んだ先の未来はどうなるのか?」
「その未来はどんな仕事に繋がっているのか?」
ということについて考えてみてください。
出来るだけ、
意識を集中して、
鼻から息を吸って口からはくイメージで呼吸を整えながら、
考えてみてください。
高校生の方だけでなく、大人の方も良ければやってみてください。
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どのような未来が思い浮かびましたか?
高校生の皆さんは、
「何も浮かばなかった」
という方が多いかもしれませんね。
大人の皆さんは、
「今の自分のお仕事」や「自分のこれまでのこと」
が思い浮かんだ方が多いかもしれませんね。
ではキャリアのプロとしての答えをお伝えします。
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それは、
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「答えなんてない」
です。
正解はありません。
なんじゃそりゃ?
と思われるかもしれませんが、
もう一度言います。
正解はありません。
どうしても日本の受験勉強に洗脳されてしまっていると、
「正しい答え」を探してしまいがちです。
でも世の中のほとんどのこと、
特に人生の決断においては「正しい答え」はありません。
唯一正しい答えがあるとすると、
「死ぬ直前に人生を振り返って幸せだったかどうか」くらいで、
それまでのことは全て通過点でしかないからです。
人生はどんな道を通っても、
死なない限りはやり直せる道が必ず残っています。
だからどんな決断でも大丈夫。
などと書くだけだと、禅問答のような形で、
納得できない方もいらっしゃると思うので、
もう少し現代科学的な解説もさせて頂きます。
まずはこの画像をご覧ください。
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この画像を見て、
何が目に入りましたか?
どう感じましたか?
ある方にはこう見えているかもしれません。
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またある方には、
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はたまたこう見えた方も、
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こう見えた方も、
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こう見た方もいるかもしれません。
この違いは個性によっておこることで、
これはこれで有意義な解説ポイントではあるのですが、
今回の本筋からはずれるのでまたの機会にします。
今回伝えたいことは、
人間の脳は「必要な情報」か「いらない情報」か、
瞬時に見極めて判断をしているということです。
人間はほぼ目から情報を得ていますが、
その膨大な情報量を処理する脳は、
「いるもの」「いらないもの」を取捨選択しています。
たった1枚の画像データでも、
処理するべき情報量が多く、
全てのことに注目することはできないのが人間の脳のキャパシティです。
パソコンで言うところのいらない情報は削除している、
正しくは極めて小さい情報に圧縮して収納している、
ということです。
人間の脳内でも同じようなことが起こっていて、
無意識のうちにその断捨離は行われています。
マルコウ的、脳科学理論では
「運が良い人」
と呼ばれる人は、
この「無意識のセンサー」の精度が極めて高く、
自分に必要な情報を逃さず「いるもの」の箱に
収納できている方と考えています。
反対に「運が悪い人」は、
本来いるものなのに、
センサーがうまく働かず、
どんどん必要な情報を圧縮して、
見えないところにしまいこんでいる人とも言えます。
これほど大切な作業を脳の中に潜む
「無意識ちゃん」に任せるのではなく、
意図的にセンサーを強化する作業が今回のように、
必要な情報について
「具体的にイメージする」
ということです。
今回、わからないながらも
「理系文系を選んだ未来」
を想像してもらいました。
実は、そうするだけで、
「脳のスイッチ」
が入り、無意識センサーの性能が上がるのです。
例えば先ほどの画像も、
たった1回のトレーニングで
こう見えた方がいるかもしれません。
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もしこう見えた方は、
既にセンサーの感度がビンビンになっています。
そのまま日常生活を過ごしてもらうだけで、
理系と文系を選ぶための決断に
「必要な情報」
を逃さず自分のものにできる土台ができています。
「まだそう見えなかった」という方は、
今回の思考トレーニングを何度か行ってみてください。
意識を集中して、
呼吸を整えて、
「具体的に望む未来」をイメージしてください。
これは一流のアスリートがされるイメージトレーニングや、
一流の経営者がされる瞑想など、
効果が実証されている、
脳科学を活用したトレーニング方法の一種です。
今回は理系文系を選ぶ際の手法としてご紹介しましたが、
他にも人生の決断で悩むポイントがあれば、
活用してもらえる裏技です。
ただしこの裏技、
決して悪用してはいけません。
大切なことなので、もう一度言います。
悪用はしてはいけません。
念のため3回言います。
悪用はしてはいけません。
ここまで長い文章を、
注意深く見てもらえる方なので大丈夫だとは思いますが、
念のため、です。
今回も最後までご覧頂きありがとうございます。
また次回、決断できない理由第2位のポイントを解説させて頂きますので、
よければご覧頂ければと思います。