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最も苦手な教科だった英語を最も得意に変えた話

今から一年前の高一の夏。英語に出会って、自分の力で私の高校生ライフを大きく変えた。そう、自分の力で。

高校受験した時に出た入試の英語の問題が全く分からなかった。確か内容としては、穴埋め問題で選択肢を選び、正しい英文にしたり、短い英文を並べ替えたりする問題だった。

例えば、

I (  ) the guitar.            ①am ②play ③playing ④played

この()の中に入る正しい単語を選び、文を完成させるような問題だ。

この時の私にとってこれらの問題は本当に難題だった。正直言うと、I playとI playingの違いなんて本当に分からなかった。

私は中学3年間ちょこちょこ英検を受けていたものの、全く分からないため、ほとんど勘で3という選択肢をを選んでいた。(英検の問題で最も正解が多いのが3らしい)←youtubeでみた

そして、無事に高校に入学できたのだが、英語の授業が、週に100分×3コマもあり、ただただ辛いだけの100分だったなぁと振り返ってみて思う。

英語の教科は、能力別にクラス分けが行われる。当時の私はもちろん一番下のクラスだった。

そんなある夏の日、私は英語を得意科目にするという目標を立て、勉強し始めた。

なぜいきなり決断したのか?

このままじゃだめだと思った。今でもその当時の感覚をはっきりと覚えている。

そして、夏休みを迎え、とりあえず英検凖2級を受けることを目標に勉強を始めた。多分、be動詞が何かも分からなかった私にとっての準2級とは、ハードルが高すぎる程のものだったと思う。私だけじゃなく、周りの人もそう思っていたはず。

でも高すぎる目標を立てたから、やる気がめちゃくちゃ出た。


勉強を始めて2ヶ月がたったある日、その日はネイティブスピーカーの授業だった。教師を含むみんなに「どうしたの?」と言われた。
私はなんのことか分からなかった。

それから時は経て、冬が来た。その頃の私は初めの頃とは比べ物にならない程、知識がついていた。そして、苦手だった英語が理解できるということの楽しさにハマってしまった。

1回目に受けた準2級は落ちてしまったが、全くショックではなかった。次は絶対受かるという気持ちの方が強かったから。

そして2年に上がった春、再び準2級を受けた。もちろん合格だった。私は自分で決めた目標を一つ達成したのだ。

先週、私は英検2級を受けた。全力を尽くすことはできなかったが、怖いものなんて何もない。受かっているという自信で溢れている。もし、落ちたとしてもまた受ければいい。

ちなみに、2級は無事に合格した。


英語というものに出会えて良かった。あの時努力して良かった。そう思う日が必ず来る。

もし私が一番下のクラスにいなければ、決断していなかっただろう。今では英語が大好きだ。

今日も私はペンを走らせ、英文を読む。

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