■仕事ができる人は「目的(ゴール)」が明確Part2
前回は、会議を例に挙げて、会議の目的(ゴール)を明確にし、会議の終了時刻を意識してもらうことにより、時間内に会議の目的(ゴール)に到達する可能性が高いというお話をさせていただきました。
また、ルーティーンとして行われている、単に「報告の場」になっている非効率な会議を見直しましょうというお話もさせていただきました。
※資料配布を代替とするのであれば、上司などのフォローは必須です。
今回は、会議以外の仕事の進め方についても「目的(ゴール)」を明確にした場合のメリットをお話しさせていただきます。
他のメンバーと一緒に仕事をするときも、「目的(ゴール)」を明確にするとお互いに効率よく仕事を進めることができます。
同時に目的(ゴール)の達成度合いも高くなります。
■自分自身(個人)の仕事も目的(ゴール)を明確に!
・「目的(ゴール)を明確にする!」は、通常の仕事にも当てはまる
「目的(ゴール)を明確にする」のは、会議だけではなく、通常の仕事を行
うときも有効な手段です。
まず、自分自身(個人)の場合について考えてみましょう。
皆さんも、仕事を始める前に「今日は、この仕事をやろう」と“やるべき
業務”を明確にした上で仕事に取組んでいると思います。
ただ、その仕事のどの段階までやり切るか?という具体的進捗の目標を設
定して日々の仕事を行っている人は少ないと思います。
※通常は、「この仕事は明日中に提出すれば良いから、今日はできると
ころまでやっておこう…なんとか、半分くらいまでできたら良いんだ
けど…やってみて明日考えよう」と”できたら良いな…”で終わってい
るのではないでしょうか。
仕事には「締切り」があります。
多くの場合、「締切り」という日程的なイメージは持っていても、日付ご
との進捗目標(小ゴール)は、上司からの指示がない限り決めていない方が
多いのではないでしょうか?
※例えば、3日後に「締切り」の仕事があった場合
・”日々の具体的な目標(小ゴール)を明確にしていない場合
➡「締切りまでに終わらせればいい」「締切りまで、まだ2日あ
る」という根拠のない安心感が生じ、結果的に締切りの最終日
に遅くまで仕事をして仕上げている…
最終日の仕事は、締切りの期日を守るために「やっつけ仕事」
という本来は一番避けなければならない非効率な仕事になって
いるケースがあるのです。
※日々の目標は、目的(ゴール)を達成するための、「小ゴー
ル」と考えています。
■取組んだ後は必ず「自己反省会」の実施を!
・目標(小ゴール)を設定し、実施後「自己反省会」で結果の振返りを!
その日の目標(小ゴール)を具体的に設定し、終了後、必ず結果について
「自己反省会」を行いましょう。
それを翌日の目標(小ゴール)設定の参考にするのです。
*今日の目標(小ゴール)より早く進んだ場合は、締切り前にその仕事を
見直す(チェックする)時間ができます。
*今日の目標(小ゴール)より遅い進捗の場合は、
「なぜ、遅れてしまったのか?」
「計画の立て方が悪かったのか?」などの要因を明確にし、以降の目
標設定時に参考にして、目標(小ゴール)設定に修正を加えましょう。
➡例えば「急な仕事が入ったことが原因で、その日の目標(小ゴー
ル)に対する進捗に遅れが出た」…この場合は、目標(小ゴール)設
定自体には問題はないので、翌日も同じペースで目標(小ゴール)
設定が行えます。
同様に、急に入った仕事やクレーム対応など想定外の仕事が入る
可能性があることを念頭に、余裕を持った目標(小ゴール)設定を
しましょう。
目標(小ゴール)は、掲げるだけではなく、必ず「自己反省会」という振返
りを行いましょう。
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