「悪い夏」染井為人
真冬になんとなく目に留まり始めて手に取った作家さんの作品。
しかしよりによって、結構、、、結構な作品であった。
なんの前情報もなく読み始め、どいつもこいつも共感もできないし、胸糞悪い人間ばっかり出てくるし、これどうなっちゃうの?
って中に、真面目で融通が利かなそうな青年が、だけどなんだか良い方へ展開してくれるのかな、、、まあ、こういう展開よくありがちだけど、、、そうなるんだろうなぁ、、、、、、、え?
えええ・・・・???
ていう、まさかのどんでん返しって言うのとは違う、ああそうなっちゃう。パターン。意外と、意外に無いかも(私が読んだ中には)
こんなに予想を裏切られる事があるだろうか。
クソ野郎だな(言葉、、、)と思った人たちの言う事が、うっかり、まともに聞こえてしまったり、危ない危ない、そっちに行っては!な落とし穴にまんまとハマりそうになる。
理想ばかり見て、夢見る事ばかり言って、希望に向かうだけでは安易に躓く世界は、妙に生々しくて現実的で。
これはミステリなのか?サスペンスなのか??
とにかく、後味が悪かった。いや、後味というか、後引く、後からジワジワ来る、とにかく、、、
最後がちょっといい感じに終わっている終わり方も「ああ、、、、、。」ってなる。いい感じは文字通りのいい感じではなく、ああ、上手いなあ・・・っていう意味の「いい感じ」紛らわしい?
終わり方。うん。これ以上は、、、うん。
だけど、意外とこれが現実に近いのか、、、もしれない。
嫌だなそんな現実。
ちょっと、全然、まとめられないなあ(いまさら)
他の作品の作風も同じかどうかは全くわからないが、、読んでみたいなあ(怖いもの見たさ・・・)
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さいごまで読んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです(o^―^o)!!
貴重なあなたの時間の一部が、よいものとなりますように✨