【古民家リノベ⑭】2019年冬「破壊」からついに「つくる」の段階へ!!
2019年もいよいよ終わりそうな12月中旬。
クリスマスを目前に控え、まあ、クリスマスだからとて何もないのだが
世間がクリスマスムードが盛り上がっている中
我が家はこんな事になっていた。
ちょっとさかのぼると
秋頃に以前から、知り合いに紹介されお付き合いがあった施工会社さまに、「あくまで自分たちで作る工程はしたいのだが、土台や基礎の部分、電気、水道などの配管、配線関係などの最低限(どの程度が最低限かも不明だが)だけを頼むことはできるか?」というおおよそ、断ってもよさそうな、めんどくさい中途半端なお願いを聞いてもらう事から始まり、何度か下見や、打ち合わせ、予算の相談等々を経て、見積もりなどだしてもらい、本格的にプロの手が入る改装工事が動き出すことになった。
いまだ、もしあの段階で断られていたら、何らかの形で作業はしていたのかもしれないがどうなっていただろう、他にこんな中途半端な事頼んで「ああ、いっすよ~」なんて言ってくれる施工会社そうそうないよと、本当にありがたく思っている。とにかく感謝!!
そこで、少しでも予算を抑えるために、出来る事(破壊以外に)基礎工事を始める前段階の私たちがする事として指示されたのが、減築すると屋外になる元台所があった場所の土台を固める作業だった。
もともと土台は土だったので、地盤を固めるためにここをコンクリートで補強するのだ。
ここをコンクリ補強する前にする事として、解体作業で出たガラなどを先に勾配をある程度付けながら敷き詰めておく。「ガラ」とは建築資材などのコンクリートブロックやレンガなど砕いたもの(他にも木材や産業廃棄物などの総称でもある、らしい)ガラは山ほど解体で出ているので、ここぞとばかりに敷き詰める。
ところで「ガラ」って普通に言ってるけど、「ガラ」って何?どう説明したらいいのと思って調べたのだが、知りたい「ガラ」より先に「METガラ」の説明めっちゃ出てきた。対極過ぎる(笑)
METガラは置いておいて・・・
ガラを敷き詰め、準備万端。ついに破壊と言う名の解体をしまくっていた古民家に「つくる」作業、初の業者(自分たち以外の人の手)が入る事に!!
コンクリートも自分たちで練ればそれこそもっとセルフビルドっぽいのだろうが、そこらへんは無理せず(すでにイロイロめちゃくちゃしてるし)業者様に発注。
ミキサー車から家屋内への運搬・均し作業などはもちろん自力で行う。
ここで「自力」と言いながら、一応ここは外になる部分なので、雨などの水が流れるように少し傾斜をつけなくてはならず、そこらへんが素人にはだいぶ不安だったため、ご近所の左官経験のあるおとうさんにヘルプに来て頂き、4人体制で挑むことに。
運び係2人(私・父)
均し係2人(母・ご近所のおとうさん)
で、ひたすら進めていく。
結構ハードだったが、ここで「ちょっと休憩しましょうや」なんて言ってはいられない。すぐには固まらないけれど、コンクリートはだんだん固くなるし、ミキサー車は外で待機して次々に出てくるコンクリートを運ばなくてはならないし。
最後の仕上げはご近所のお父さん任せ。こんなに綺麗に均せません。。。
しかも勾配付けながらの技は本当にむずかしいのです。
しかし、油断すると・・・
・・・・ご安心ください。これは既に2日後です(なんの驚かし?)
さすがに、あんなミキサー車ガーガー言ってる時に猫は来ないと思うけど、一応作業の日は家においてきたので。
後日、現場確認。
当たり前だが、あんなゆるゆるしていたコンクリが、がっちり固まっていて、ちょっと感動。
ついに「壊す」から「つくる」に変わった実感がますます湧いた。
やっぱり「つくる」は楽しい。
この頃は、何もかも初めてで、新しい発見、嬉しい発見、が多かった。
比例して、お金もどんどん出ていくのだが。
実はこの生コン車がくる2週間ほど前にすでに初雪で若干積もっていたから、不安だったが(入り口の急斜面が雪で滑るので当然生コン車どころか車一台も入れない)この2週間ほどの間に見事に消えてくれて、ホッとした。
初雪がチラチラで終わらずドカッと降ると結構焦るが、初雪はだいたいいったん消えるので(たまにそのまま残って根雪になる事もあるが)消えるだろうなあ(希望)とは思っていたかもしれないが。
年末には、もう一つ、作業ではないが動きがあった。
年明けから、大工さんが土台の補修などで入ってくれる予定なので、その前に材木などの建築資材の搬入があった。
こうやって、ものや人の動きがあると「いよいよ始まるんだなあ」という実感がとにかく凄かった。いや、もう2年前から始まっているのだが、ひっそりとね。
2019年は、なんとかギリギリ「つくる」工程に踏み込むことができた。
さて2020年。本格的に大工さんも入り、私たちの動きもまたどう変わっていくのか、期待と不安といろいろな感情が湧いて出てくるが、なるようにしかならない!無謀すぎる「やりすぎDIY」はやっと次の段階へ。
【O・MA・KE おまけ】
何日間か古民家に来れなかった後に、猫が来るといろいろなところの変化をチェックしているのが、いつも面白くて、作業そっちのけで写真撮りまくっていたので、ちょっとそのキロク(なんの?)
・家を出るとこ。気のせいか「よっしゃー調べてやんぞ~」の意気込みを感じる顔(気のせいや)
・到着時、既に何かを察知した様子の猫氏
・とりあえず土間をチェック「ふむふむ・・・」
・2階にあがり、点検中「くんくん・・・・」
・再び1階にて、なにげにもう一人(一匹)増えている
・猫氏何かを発見「!?」
・「なんだか知らないけど、ひんやりしてるねえ」
・「僕はこちらをチェックしますよ」
「ふー・・・やれやれ」
お疲れさまでした。
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🏠実は完成後をすでに見せちゃってます⇩