就活は大変だったけれど、働くのは結構楽しい。丸井グループ担当者コラム
この文章を読むと、いまだに就活をしていた時の自分を鮮明に思い出す。
当時からもう1年以上が経過していると考えると、時の流れは速いなあとしみじみ。
こうして大人の仲間入り(?)をして、それっぽい顔をして毎日働いているわけだが、就活を思い出すといろんな不満や不安でいっぱいだったなと思う。何度「もうどこでもいいから働かせてくれ!!!がんばるから!」と心の中で叫んだことか。
この記事は、社会に出たばかりの僕が実際に働き始めた半年間を振り返りながら、就活時からの心情の変化や『丸井グループ』という少し変わった会社の中での出会いを振り返った記事になっています。
1.社会で生きていく自信がなかった
もともと興味はたくさんあるタイプで、コロナの影響でいろいろな制約を受けたり(一部は諦めたり)しながらも楽しそうな機会には参加してみる!いろんな人に会いに行ってみる!みたいな大学生活を送っていました。
ただその中でもずっと思っていたことが、
「やりたいことがわからない」という悩み。
僕が参加していたいくつかのコミュニティでは、「やりたいこと」の解像度が高く、理想に向かって人生を進めていくぞ!といったエネルギーにあふれている人たちが多く所属していました。振り返ると、彼ら彼女らを横目に「自分にはそんな明確な目標はない」と引け目を感じ、そんな自分は社会で通用しないと思い込んでいたのだと思います。
だからこそ、就活の時に問われ続けていた「君はうちの会社で何がやりたいの?」といった質問にはいつも怯えていました。そういった不安もあり、就活から逃避するように1年間の休学を決意したという背景があります。
2.丸井グループとの出会い
「どうやって社会に出て生きていけばいいのだろう。」
休学しているときはそんなことを考えながらスタートアップで働いていました。そんな時に出会ったのが丸井グループという会社です。最初はクライアント企業の1つとして関わっていたのですが、当時は小売の会社というイメージしかなく、業界としても将来性に不安を感じていたので「ここで働きたい!」といった思いはありませんでした。
しかし一緒に採用イベントをつくっていく中で、丸井グループに対する認識が大きく変わっていきました。利益構造の中心がフィンテックであることや、 *人的資本経営のフロントランナーであること、さまざまなスタートアップに投資をして新たなビジネスを創出しようとしていることなど、とにかく世の中にポジティブなインパクトを与えることに全力な会社なのだな、という発見がありました。
そして何よりもかかわっていた社員さんが「イキイキ・ワクワク」働いている印象があり、インターン生である自分の意見も尊重して聞いてくれる雰囲気を感じ、ここなら前向きに働けるかもしれないと思いエントリーすることに決め、ご縁があって無事に入社することができました。
(より詳しい背景や就活の様子に関してはこちらをご確認ください)
3.入社-研修期間を経て本配属へ
新入社員は入社してから半年間、お店でさまざまな研修を受けた後に本配属となります。実際に研修を受ける中で印象的だったのが、とにかく対話の機会を設けてくれるということでした。
定期的に一緒に活動しているメンバーや同期とお互いに考えていることを話す場があるので、「○○ってこういうところいいよね、すごいよね」とか「あの時の、すごく助かった!」と伝え合う文化が当たり前に醸成されていました。
自分のことって案外自分だとよくわからないことが多く、人から教えてもらうことで自分という人間の輪郭を探っていく行為に楽しさを見出していたと思います。
そうして年齢もバックグラウンドもまったく異なるメンバーとワイワイ賑やかにチームで目標に向かう。その際に自分の手札を考えてみて、どう役に立てるか、どう自分なりにアレンジできるかを考えてみる。この攻略ゲーム的なおもしろさは苦しんでいた就活時代には想像できませんでした。
研修期間にいろいろな人と出会い、対話していく中で「自分の強みを活かしたい」「もっと社内外問わず、いろいろな人と対話して気づきを言語化したい」といった想いが芽生えていった結果、本配属の希望では「広報室」と書くことに決め、希望通り配属していただくことになりました。
(ちなみに入社前は広報室のことはまったく知らなかったです、笑)
4.いろんな人で形成されている社会
本配属後はチーム内で断トツのひよっこなので、「ちょっと皆さん仕事早すぎない?」「いつの間に記事書いているの?」とか思いながら必死に追いかける毎日です。その中でも丸井グループの対話の文化は変わらず存在し、ふとした時間に考えていることを躊躇わずに気軽に相談したり共有したりできることのありがたさを感じています。
また、「広報」という業務の特性上、お仕事としてさまざまな方に取材させていただく機会があります。普段はまったくかかわりがない方々とお話をする中で、仕事に対する向き合い方や好きなことなど本当に多様だなと実感します。
社会の中で毎日生きていると、いろいろな出来事に出会い、それぞれが別々の人生を歩みながらも働きながら一つの社会で生きていることがわかる。そんな当たり前のことに学生時代の僕は気づいていなかったです。
そんな経験を踏んでいくと、「やりたいことを明確に持たなければ社会に出られない」という固定観念はいつの間にか消滅していました。それよりも、社会でいろいろな人と出会って生きていくことのおもしろさのほうが大切だな、というのがとりあえず半年間働いてみて感じる気づきでした。
この記事が同じような悩みで苦しんでいる就活生に届いたらいいなと思いつつ、僕は今日もアセアセと走り回ってきます💨