穏やかな夜更かし
昨日の夕方
生きていることの意味を考え始めてしまって
そんな思考をとめたくて
早々と眠りについた。
(note「命が消えるとき」参照)
案の定、夜中に目が覚めてしまった。
それとほぼ同じタイミングで、だんなさんが帰ってきた。
1日働いて、終電に揺られて帰ってきた彼。
翌日も1日お仕事。
いつもならすぐに寝て明日に備えるのに、なぜか私とおしゃべりをしてくれた。
世間のニュース
今日の仕事であった面白い話
そろそろ…と考えている引っ越しの話
などなど。
気づいたら4時を回っていた。
「明日もお仕事でしょう?寝なくて大丈夫なの?」と聞いたら
「なんか話したそうな顔してたから。不安なこととかあるのかなーと思って。ま、そういうの抜きでも君とのおしゃべり、もともと楽しいし好きだからね。」
なぜ不安な気持ちが湧いていたことが分かったのだろう。
しかも「不安なこととかあるのかなー」と思っていたのにもかかわらず、その具体的な理由を訊くわけではなく、ただ隣にいてくれて、なんてことないおしゃべりをしてくれたのだ。
それが1番の薬であることを、私よりも分かっていたのだ。
「3時間寝れば全部回復するから大丈夫」
そう気丈に言って、彼はぱたんと眠りについた。
疲れてただろうに、ありがとうね。
彼の寝顔を見ながら、そっと頭をなでて、布団をかけ直してあげた。
2022.11.28