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「シビルウォー 報道写真家の人生」
確かに顔が似ている
もし、この分断された
このアメリカに居たとしたら
わたしは彼女
あるがままのアメリカを
レンズに通す
映し出すのは
人の生と死
瞬時に奪われる
命を目の前に
今のわたしなら
無心でいられるかもしれない
散々たる景色の中で
地に平伏し
野に咲く小花を
眺めるかもしれないし
山焼けの中を
走り抜けながら
舞い散る火の粉の
幻想に浸るかもしれない
戦火を駆け抜けながら
今に生き
平和な日常のひと時の中に
同時に生きる
何も変わらない
彼女はわたし
そして最後は写真家ではなく
人として死ぬのだろう
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