藤の花に酔いしれる

2021年4月末に書いた記事です。
amebloからお引越し中ですが、
なかなか追いつきません。

栃木県の
あしかがフラワーパークに藤の花を
見に行ってきました。
２時間1人で運転して行ってきました！


思えば、
あしかがフラワーパークに藤の花を
見に行ったのは、
確か9年前。

そのときは、
夫と一緒に行きました。


その頃、
わたしは精神科以外で処方された
デパスとリーゼを時々飲んでました。


いつのまにかデパスに依存気味になっていき、
何か嫌なことがあったり、
落ち込んだりすると、
デパスを飲むようになっていきました。

しかも
飲む時は4錠とか5錠とか飲んで、
朦朧として寝る。

というような使い方をしてました。


今から考えると、
めちゃくちゃな飲み方をしてました。

8錠とか飲んだこともありました。


ある日
デパスとお酒を飲み、
夫に何か批判されて、

衝動的にわたしはリストカットをしてしまいました。

けっこうしっかり切ってしまいました。


何故そんなことしたのか、
自分でもわかりませんでした。


私はどうやら、
ベンゾで逸脱しやすいタイプのようです。


わたしのリストカット事件で、
わたしもボロボロになりましたが、
家族も相当ボロボロになりました。

子供達は相当ショックを受けたと思います。
夫の弱りようも凄まじかったです。


夫は
私が幸せだと思ってた。
俺は子供も妻も守り幸せにしてると
思ってた。
その自信が根底から崩れた。

そんな感じのことを言ってました。

夫は
「何が悪いのか？」
「何故リストカットするくらい辛いのか？」

と
何回もわたしに聞きました。

でも
本当に自分でもわからなかったのです。


ベンゾとお酒で変になってたとしか
、
自分でも言いようがありませんでした。


確か
リストカットしたのは春でした。


夫婦関係をやり直そうと、
夫は
いろんなとこに一緒に出かけようと
努力してくれました。


そんなころ、
一緒にあしかがフラワーパークの藤を
見に出かけたのです。

リストカットなんて、
若い女の子がすることです。
40後半のおばさんがすることじゃ
ありません。

当時は、
私はまだデパスの危険性に気づいてませんでした。

引き続き、
デパスを飲んでました。

そして
デパス依存になりつつありました。


怖いですねデパス。


そして、
デパスを飲むたびに、
わたしは何かしら問題を起こしてたような気がします。

わたしにデパスを処方した医師は、
精神科医ではありませんでした。

特に何錠飲むという指示もなく、
好き放題飲んでました。

そして、
医師はデパスを一度に大量に処方してくれました。

一回に10シートくらいの
デパスを処方してもらってた気がします。


おそらく
手元に常に100シートは持ってたのでは
ないのでしょうか。

当時
わたしはベンゾジアゼピンという
言葉すら知らず、

デパスは精神安定剤と説明されてました。

なので、
少しでも精神が不安定と思うと、
口に放り込むようになってたのです。


思えば
わたしの不幸はデパスにハマったとこから、始まった気がします。

リストカットした直後、
ヨレヨレになりながら夫と行った場所。

長い年月を経て、
1人で元気に行ってきました。


わたしは
自分が1番辛い思いをして、
不幸な目にあったと思ってました。

でも
メンタルガタガタになり、
精神医療の泥沼にはまりこんだ
妻と母親をもってた
夫と子供達もまた、
かなりの不幸な状況にいたに違いありません。


夫は
このわたしが病んでた年月で、
髪の毛がほとんど白髪になり、
老け込みました。

向精神薬を飲んでた私より、
老け込みました。


娘も
「お父さんが年齢より老け込んでるのが
悲しい」
と
よく言います。

幸せだと思ってた妻が、
リストカットしたり、
精神科に通院したり、
それこそ精神病患者になってしまった。

相当なダメージを夫はうけたのでしょう。

よく言ってました。

男としての自信を全て無くしたと、、

優しくしてあげないといけませんね。

夢のように美しい藤の花