精神作用物質
精神に作用する物質は複数あります。
身近なところではアルコールでしょう。
私も若い頃は
お酒を飲みすぎて酔っ払い、
数々の失敗をしでかしました。
仲間うちでは
伝説になってるようなことも
チラホラあります。
ところで
酔っぱらう
専門用語で酩酊ですが、
単純酩酊(正常)と異常酩酊(異常)の境目は
どこにあるのでしょう?
単純に
表現すると
「暴れる酔っ払い」が
異常酩酊だそうです。
私は異常酩酊はしたことないわ、
と
ホットしたのもつかのま、
異常酩酊の項目に
強い意識障害
つまりは「朝になったら覚えていない」
というのがありました。
私は泥酔すると、
ほぼ確実に記憶を飛ばします。
異常酩酊していた
ヤバイ女だったわけですね。
ちなみに
精神作用効果がある依存性薬物は
下記の薬物達です。
*モルヒネ型(アヘン・モルヒネ・コデイン)
*バルビツール型
(ベンゾジアゼピン系薬・アルコール)
*有機溶剤(トルエン・キシレン・接着剤・プロパンガス)
*大麻型(マリファナ・ハシッシ)
以上は抑制系
そして
興奮系は
*アンフェタミン系
(アンフェタミン・メチルフェニデート・MDMA)
*コカイン型
*幻覚剤型(LSD・メスカリン)
最後に混合型のニコチンになります。
そして、
このように記述されてました。
向精神薬の中では、
薬物依存で多いのは
ベンゾジアゼピン系薬物である。
特に抗不安薬である。
ちなみに
抗精神薬(メジャートランキライザー)は
医学的には依存性はない、
とされています。
そして
依存には身体依存と精神依存の2種類がありますが、
身体依存・精神依存・耐性形成
すべてをきたす物質は
モルヒネ・ヘロインなどの麻薬性鎮痛薬。
アルコール・バルビツール酸系薬物・
ベンゾジアゼピン系薬物です。
SNSでは
ベンゾジアゼピン薬物が注目され、
ベンゾジアゼピン薬物の減薬断薬に
フォーカスがあつまってますが、
改めて
ベンゾジアゼピン薬物は
精神状態に作用する薬物であり、
身体的にも精神的にも依存性の強い薬物である
との
認識を持って、
服薬するなら服薬すれば良いかと思います。
医学生が医師国家試験に備えて、
身体依存をきたす薬剤を暗記する
語呂合わせを紹介します。
身に着けて①便利な②モ③バイル④コール⑤
身に着けて
便利なモバイルコール
①身体依存
②ベンゾジアゼピン
③モルヒネ(オピオイド)
④バルビツール酸系
⑤アルコール
アルコールとベンゾジアゼピンは、
かなり近いものを感じます。
その
精神作用は
人格が変わり、粗暴興奮を認める。
幻覚や妄想を伴い、記憶障害(健忘)を残す。
特に
器質性脳疾患を有する人が
服薬した場合は現れやすい。
ちなみに
ベンゾジアゼピンを服薬してる老人、
特に入院してるお年寄りが
興奮したり暴れたり、すけべ行為をしたりすると、
「脱抑制しちゃってる」
と
表現されます。
抑制ができなくなってるわけです。
怖いですね。
脱抑制