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離脱症状は殆どがが自律神経の乱れによるもの
2019年12月26日。
減薬断薬を指導しておられる精神科医M先生の講演会に、
私は出席しました。
M先生は、
30年間近く、
普通に精神医療をしてきたそうですが、
ずっと日本の精神医療に何かわだかまりを感じてたそうです。
精神科医になりたての頃は、
日本の精神医療はここまで薬物偏重主義ではなく、
もっと患者の心に寄り添った、
ほのぼのとした治療ができてたと言ってました。
M先生は、
医者になりたての頃は
週末のお休みの時も、
自分の患者と一緒にお出かけしたりして、
いろいろ話を聞いたり、
相談に乗ったりしながら、
一緒に楽しくゆっくりコミュニケーションをはかりながら、
治療できたと、
そんな時代だったと仰ってました。
現代では考えられないことですよね😅
うつ病の患者も30年前はもっと少なく、
躁うつ病の患者に至っては、
なかなか出会えないレアな病気と言ってました。
精神医療がどんどん薬物偏重主義になり、
向精神薬をどんどん処方しないと、
上の医師からカンファレンスで説教されるような時代になっていったらしいです。
(必要量十分量の投薬時代到来です)
M先生は、
薬物治療で、
自分は1人たりとも完治させたことがないんじゃないか?
というジレンマを長年抱えてたと仰ってました。
そして、
50歳をすぎた頃に、
減薬断薬を手掛けながら、
なるべく精神薬を使わない頼らない治療をするようになった。
そして
今はやりがい手応えを感じてると、
その講演会で
ご自身の精神科医としての
経歴を話してくださいました。
そして
減薬断薬の話が主題の講演会でしたので、
色々と聞くことができて
とても参考になりました。
その講演会で資料をいただきました。
勉強になることがたくさん書かれてたので、
ブログで紹介したかったのですが、
どうしてもその資料を見つけることができませんでした。
この初夏に、
かなり大規模な断捨離をしたので、
捨ててしまったのかもしれません😅
減薬方法については、
そんなに詳しく語りませんでしたが、
1/4もしくは1/8ドライカットや
粉にして処方することもあると言ってました。
ペースは患者さんの容態を見ながら減薬。
人数は忘れましたが、
今まで○人断薬成功しました、
と
聞いた時、
そんなに大勢の患者を断薬成功させてるんだ!
と
驚いた記憶はあります。
そして
大勢の患者が精神科を卒業していったと
仰ってました。
うつ病の患者はもちろんのこと、
双極性障害の患者も統合失調症の患者さんも。
私にとって嬉しかったことは、
双極性障害II型と診断されてた
患者さんが、
断薬後は1番元気になってる、
と
仰ってたことです。
理由はおそらく、
そもそも
双極性障害2型が誤診のことが多い
からだろうと言ってました😅
(本当に酷い話です)
ちなみに、
断薬成功した人が皆回復して精神科を卒業していった。
このことに疑問を抱く人もいるかと思います。
M先生は、
決して向精神薬絶対反対主義の医師ではありません、
向精神薬が必要と判断したら
最低量適量を処方すると言ってました。
この人は断薬させても大丈夫と、
M先生が判断した患者さんしか、
完全断薬させないのかもしれません。
このことは、
個人的にとても大切なことだと感じました。
減薬断薬が注目され、
減薬を指導してくれる医師がいない、
医師の減薬方法なんてダメだ!
自分でした方がいい。
と
いう意見も多いです。
でもやはり、
向精神薬が必要な病態の人がいるのも、
また事実です。
(眠れないから、不安だから、
離脱症状が起きるから、
といった理由でなく、
あくまで向精神薬が必要な病態、病状と
いうものがあるらしいです)
そこの判断は信用できる医師にまかすのが、
安全なような気がします。
印象に残ってるのは、
離脱症状は、
殆どが自律神経が原因
自律神経が乱れて交感神経が暴走する、
異常に亢進することにより、
起きる心身含め全身の症状と説明していただきました。
帰宅して、
ネットで自律神経のこと、
交感神経の働きで起きる症状、
副交感神経の働きで起きる症状を
調べると、
面白いくらいに、
自分の心身に現れた離脱症状と合致していました。
よく
離脱症状は脳の損傷という言葉を
SNSで見かけます。
それは
脳の損傷により自律神経が乱れまくるという意味なのでしょうか?
それとも
本当に脳細胞が損傷ダメージしてるという意味なのでしょうか?
医学的には、
脳細胞の損傷ダメージというのは、
それこそ
脳出血に伴い脳細胞が損傷死滅すること。
脳細胞は2度と再生回復しないと言われてます。
脳出血後の人が、
半身不随になったり、失語症になったり、
脳細胞が損傷というのは、
回復不能レベルの後遺症を残すようか
ことを指す印象があります。
離脱症状でこのレベルの脳細胞の損傷ダメージはない!
と言われました。
先日読んだ医師の投稿では、
まだ確かな離脱症状の原因は解明されてない、
と書かれてました。
話が逸れましたが、
自律神経を乱れさす、
異常に交感神経を亢進させることは確かなようです。
精神症状では
不安が増す
衝動的になる
興奮する
緊張する
不眠になる
身体の症状は、
それこそ
自律神経は全身にくまなく張り巡らされてるので、
ありとあらゆる症状が出ます😅
私は
急性期は笑えるくらいに、
手が震え、
汗が滝のように吹き出し、
心臓が飛び出るような強い動悸。
ドライアイ。
瞳孔が開き目が爛々としました(笑)
ドライマウス。
低血圧の私が高血圧になり、
頻尿になり便秘になり、
喉が渇いて水がかかせなくなり、
胃がやられ食欲不振になり
2ヶ月もたたず10kg以上あっという間に
痩せました。
交感神経の暴走!!!
凄かったですねぇ。
あんなに手が震えることって
あるんですねぇ。
持ってるスマホを投げ出したことありました。
あまりにも大きく手が震えるので、
もう
笑うしかありませんでした😅
ちなみに
交感神経暴走状態、、、
これは覚醒剤を服薬した時、
このような状態になるそうです。
シャブ中毒患者体験に近い体験を
することができました☠️