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デカメロン

コロナ蔓延世界も2年以上になりましたねぇ。

コロナを恐れる人々。

コロナウィルスではなくて、
マスクやワクチンを恐れる人々。

人類は滅びる!
生き残れるのか!

とまで、
事を大きく捉えて怯えてる人もいますね。

まぁ
人類が滅びることはないと思うんですけどね。

なんだかんだで、
この時こそ、
真実を世の中に広めよ!
真実を知ってる我らが生き残れる!

みたいに
なんだかイキイキしてる人も
現れてますね。

個人的には、
淡々と日常を過ごせば良いと思ってますが。


伝染病「ペスト」が流行した時よりは、
よっぽどお気楽だと思います。


伝染病「ペスト」が流行った時代の文学作品

「デカメロン」を思い出します。

作者はボッカチオ。


伝染病が蔓延して、
人類が死に絶えそうな世界の終わり。
人類最後の10日間に、
10人がペストから逃れるために森の館にこもり、

10日間にわたり、
1人ずつ順番に語っていく
オムニバス物語。


「デカメロン」って、
10日物語という意味。

言わずと知れた、
歴史上最も多くの発禁処分を受けた
エロ本
でございます。


10日間、
その日その日で「話題となるテーマ」が
与えられます。
自由テーマの日もあります。


まるで
zoomを利用しての某自助会みたい。


世の中では、
恐ろしい伝染病が猛威を振るい、
バタバタと人が死んでいく。

自分たちも外に出たら「死」が
待っている。

そんな切迫した状況で、
10人が何を語るのか。


生き抜くための方法?
何が真実?
哲学的な難しいこと?


違うんですよね。

もう「世の中が終わり」という状態になると、
人間が話すことは、
つまんない、
しょーもない、
どうでもいい話ばかり。


そして、
デカメロンでは「エロ話」に
花が咲きます。



14世紀当時は、
キリスト教を馬鹿にしたり批判することは絶対的タブーでした。

ところが、
デカメロンの中では、
聖職者やキリスト教信者が、
酷いエロ行為をする話をするわけです。

ボッカチオは、
その作品の中でキリスト教をこきおろしたわけですね。

ちなみに、
この「デカメロン」に出てくる登場人物の名前が、笑えます。


チポッラ修道士
グッチョ
ピヌーチョ
ペロット
チモーネ
アリスティッポ

などなど。

名前からして既にエロ。


現在の人類が、
本当にコロナウィルス及びワクチンなどで、
滅びるような危機にあるなら、
本当に恐怖に追いやられた人間は、
難しいことを考えず、
最後はバカなこと、
エロなことばかりにとち狂って、
恐怖から逃げるのでしょうか?!


(笑)

って、
ちょっとこじつけに無理があるかもしれません。


普通に淡々とやることやって、
生活してればいいんですよね。

戦争中もそうでした。

歴史的には酷い時代に巻き込まれても、
皆その中で淡々とまじめに日常生活を
送っていた。
そこにドラマがそれぞれにあった。


人間の力が及ばない歴史的な強い流れに
翻弄されるってあります。



必要以上に恐れず悲観せず、
自分のやるべきことをやって
日々生きてれば良いんだと思う。

ボッカチオの名台詞


良い馬にも悪い馬にも鞭が必要なように、
良い女にも悪い女にも棒が必要だ。

やはり下ネタなんでしょうかね。

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